あなろぐ

ここは私の巣穴です。自閉症の息子のことや、好きな作品のことなどを書きます。
最近のハマリものはイ・ジュンギ。愛だぜ。

うるわしの白玉

2004-10-12 00:47:29 | 自閉くんとの暮らし
Kouの通う学校では、「せいかつ」の指導の一環でおやつ作りがある。
最初はかき氷。

涼しくなってきた今、次なる課題は「白玉だんご」。
外遊びから「おだんごつくるよ~」との先生の声で教室へ帰ってきたKou。
並べられたお鍋や材料を見て絶句。「だんごを食べる」ことしか頭になく、「作って食べる」ということが納得できなかったらしい。「Kouのだんごは?」と何度も尋ねたそうだ。

クラスメイトの皆がこねこね、くるくるしていても、食べる段になっても、
「Kouは、しません。できません。たべません。」と頑強にゆずらない。
自閉の子って、こうと決めたら、すごく頑固。あの意志の強さって何なんだろ。
とにかくそうして白玉だんご第1ラウンドは、だんごを口にできないまま終わった。

リベンジの機会は、担任の先生の配慮ですぐにやってきた。
2回目は、大張り切りでだんごを丸め、きなこをつけて食べたということだった。
参加はしなくても、Kouが1回目の様子をよく見ていたことがわかる。

Kouだけではなく、『初めて』の場面が苦手な自閉の人は多い。
やっかいなのは、1度失敗すると、それをいつまでも忘れられず、手を出そうとしなくなったりすることだ。
でもやっぱり、再挑戦の場面を作ってやることも大事なんだと思う。
Kouは模倣する力が弱いので、「手遊び歌」なんかも苦手だ。3歳のころ、「げんこつ山のたぬきさん」を見せ続けて、やっと二つの握りこぶしをちょんちょんとやったのは、半年後だった。それを思うと、2回目でだんご丸めに参加できたなんて、母はうれしい

ってことで、↓白玉を作ってみたくなった方はドウゾ。

yahoo グルメ
「お菓子の時間」アプリコット白玉

最新の画像もっと見る