療育手帳っていうのは、障害者手帳みたいなモノです。
児童相談所まで、わざわざ学校を早退させて出向き、知能程度を見てもらうんですね。
ちなみに、4年前の手帳取得時は、測定不能(甚だしく検査に非協力的なため)
2年前の更新時は、積み木やウッドビーズのヒモ通しなど、得意な活動にはなんとか取り組めて、IQ53程度、という判定。
IQ53ぐらいっていうのは、知的障害でいうと中度と軽度の境界くらいらしいんですね。
知能程度はその程度なんだけど、意思を表現できないことも多くてストレスを感じていた当時は、かんしゃくを起こしたり、生活上の困難が多くて、そのあたりを考慮して「中度」という判定をもらっていました。
さて今回はどうかな。
ここんとこ、すっかり安定して過ごし、新しい活動へのチャレンジもがんばっているKouだから、けっこう進歩してるのでは?
そう思って出かけました。
学校から児童相談所までは、車で40分くらいかかります。
知らない道で、不安そうなKou。
「どこにいく? この道どこ?」何度も確認します。
お母さんも慣れない道を運転するので精一杯で、いまいちなだめてやれません
大丈夫かな…
「何分に着くか? あと何分か?」
いいからおまえちょっと黙っておいで、と言いたくなるのを我慢して、
「あと5キロってカンバンに書いてあったよ」
などと適当なことを言ってごまかしつつ、やっとたどり着きました児童相談所!
判定士さんは若いお姉さん。
構えまくりのKouの緊張もちょっと和らいだようでした。
いろいろな種類の検査がありましたが、Kouが苦手なのは、やはり頭の中でいったん情報を処理しないといけない、つまりは概念化とか抽象化が必要な課題だったようです。
たとえば三つの数字を、そのまま復唱することはできても、逆の順番では言えない。
数字を二つにしても、逆の順番は無理なようでした。
また、空間の位置関係をつかむ力も弱い。
「○を△の上に置く」ができても、「○を△の横に置く」ができなかったりする。
言葉の能力も、すごい伸びたと思っていたけれど、
「うさぎは速い、カメは?」には答えられない。
対の概念っていうのが難しいからですね。
自然な文脈を想像するという高度な会話能力もテストされました。
判定士:「ねむくなったらどうする?」
Kou:「ねむい」
判定士:「もっとねむくなったらどうする?」
Kou:「ねむすぎ。」
思わず母は横で笑いをこらえました。続いて、
判定士:「じゃあ、おしっこしたくなったら、どうする?」
Kou:「……がまん」
判定士:「がまんできないくらい、すごーくおしっこしたくなったら、どうする?」
Kou:「がまん!」
うう、トイレに行くという選択肢は、君にはないのかっ
がまんしなくていいのに~
可哀そうに
早くその変なコダワリを取ってあげたいよ~
アレコレがんばったKou、今回の判定は、IQ55。
数関連は5歳程度、そのほかは3歳程度の知能という判定。
前回からちょっぴり進歩して、障害は中度から軽度ということになりました。
いやー何もしてないのに、疲れました。
爆睡します。
児童相談所まで、わざわざ学校を早退させて出向き、知能程度を見てもらうんですね。
ちなみに、4年前の手帳取得時は、測定不能(甚だしく検査に非協力的なため)
2年前の更新時は、積み木やウッドビーズのヒモ通しなど、得意な活動にはなんとか取り組めて、IQ53程度、という判定。
IQ53ぐらいっていうのは、知的障害でいうと中度と軽度の境界くらいらしいんですね。
知能程度はその程度なんだけど、意思を表現できないことも多くてストレスを感じていた当時は、かんしゃくを起こしたり、生活上の困難が多くて、そのあたりを考慮して「中度」という判定をもらっていました。
さて今回はどうかな。
ここんとこ、すっかり安定して過ごし、新しい活動へのチャレンジもがんばっているKouだから、けっこう進歩してるのでは?

そう思って出かけました。
学校から児童相談所までは、車で40分くらいかかります。
知らない道で、不安そうなKou。
「どこにいく? この道どこ?」何度も確認します。
お母さんも慣れない道を運転するので精一杯で、いまいちなだめてやれません

大丈夫かな…
「何分に着くか? あと何分か?」
いいからおまえちょっと黙っておいで、と言いたくなるのを我慢して、
「あと5キロってカンバンに書いてあったよ」
などと適当なことを言ってごまかしつつ、やっとたどり着きました児童相談所!
判定士さんは若いお姉さん。
構えまくりのKouの緊張もちょっと和らいだようでした。
いろいろな種類の検査がありましたが、Kouが苦手なのは、やはり頭の中でいったん情報を処理しないといけない、つまりは概念化とか抽象化が必要な課題だったようです。
たとえば三つの数字を、そのまま復唱することはできても、逆の順番では言えない。
数字を二つにしても、逆の順番は無理なようでした。
また、空間の位置関係をつかむ力も弱い。
「○を△の上に置く」ができても、「○を△の横に置く」ができなかったりする。
言葉の能力も、すごい伸びたと思っていたけれど、
「うさぎは速い、カメは?」には答えられない。
対の概念っていうのが難しいからですね。
自然な文脈を想像するという高度な会話能力もテストされました。
判定士:「ねむくなったらどうする?」
Kou:「ねむい」
判定士:「もっとねむくなったらどうする?」
Kou:「ねむすぎ。」
思わず母は横で笑いをこらえました。続いて、
判定士:「じゃあ、おしっこしたくなったら、どうする?」
Kou:「……がまん」
判定士:「がまんできないくらい、すごーくおしっこしたくなったら、どうする?」
Kou:「がまん!」
うう、トイレに行くという選択肢は、君にはないのかっ
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がまんしなくていいのに~
可哀そうに
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早くその変なコダワリを取ってあげたいよ~
アレコレがんばったKou、今回の判定は、IQ55。
数関連は5歳程度、そのほかは3歳程度の知能という判定。
前回からちょっぴり進歩して、障害は中度から軽度ということになりました。
いやー何もしてないのに、疲れました。
爆睡します。
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私もつい噴き出してしまった後で、しみじみ思うことがあったわけでして。
それにしても、抽象化なんて苦手分野で勝負せず、
視覚表現が(比較的)優れているならばそこを伸ばすように考えてやりたいと思っています。
そしてオシッコはガマンしなくていいのよ~
先日…チビも発達検査を受けましたが…
いろんな質問にも…『視覚表現が多い』とのご指摘が…
しかし……
Kouくんの…オシッコのガマン度は並大抵じゃないな…と
思わず笑っちゃいました…
ごめんなさい…
クラスメイトと仲よくできても、「ともだち」というカテゴライズは難しかったり。
カタチのないもの、絵にかけないものは何であれ、理解が難しいですねえ。
ま、とりあえず、おしっこしたくなったらトイレに行ってほしいっす
でも、概念化、抽象化って難しいですからねえ。
今の仕事で何が大変って言って、それですもん。「じゃあ、これって、つまりどういうこと?」って質問で、すぐに正解が返ってくることないもの。「いろんな場合に当てはめられるように言い換えてみて」とかのヒントを山のように出して、やっとでてくるかどうかですよ。語彙力もいるし。
しかし、kouくん、こう言ってはなんですが、とっても・・・可愛い。眠くなったらどうする、のやりとりなんて、もう・・・。