Ham and BCL Square

Area51のHam&BCLブログ。いつかは、DX'erと呼ばれたい(?)・・。毎日書くとは限りません・・悪しからず。

9月から、航空機内での電子機器使用ルールが変わります…

2014年08月29日 21時29分43秒 | ユーティリティ受信
エアーバンドがお好きな方には、朗報?ですね。

9月から、航空機内での電子機器使用ルールが変わりますが、
「電波を発しない電子機器」(デジカメ、テレビ、ラジオなど)は、基本的に、
常時、使用可能になります(離陸時、着陸時でも使えるようになる)。

ANAサイトの説明    JALサイトの説明

そうすると、機内に広帯域受信機を持ち込んだ場合、今後は、
離陸前~着陸後まで(制約を受ける時間帯が無く)、ず~っとエアーバンドをワッチできる、ということですね。

搭乗機の無線は、すぐそこからの電波ですから、良好に受かるでしょう。
管制塔とのやり取り、航空管制とのやり取り、などなど…。


では、「無線機(広帯域受信機能付き)」は、どうなのか?(使えるのか?)
(これは、9月からのルール変更とは、直接関係ないのだけど…)。

「作動時に電波を発する状態にあるもの」は、現行通り、出発時のドアクローズ~到着後のドアオープンまでは、
使用禁止なのですが、
よくよく、そのリストを見ると、「トランシーバー」というのも含まれている。

普通の無線機は、携帯電話のように「勝手に電波が出る」わけではないのだけどね…。
電源が入っているだけでは電波を発射できず、PTTを押して初めて電波が出るのだから。

ただ、無線機によっては、「送信禁止」モードに設定できる機種もあるので、
これは、携帯電話やスマホでいう「機内モード(電波を発しない)」に等しい。
これなら、飛行中も、無線機の電源をONにしてもいいと思うんだけど…。

「技術的な面」ではOKだろうけど、果たして、CAがそれを理解してくれるか…。
規則の条文上は、どうか。
「無線機だから…お控え下さい」と言われる可能性が大。


おもむろに無線機を出して聞いている、エアーバンドマニアお客さんがいたとする。

(CA) 「お、お客様、無線機の使用はお控え下さい」
(客) 「え?、いや、これ、送信禁止にできるんですけど」
(CA) 「ですが、お客様、飛行中の無線機の使用は、できませんので…」
(客) 「だからぁ、この機種には「送信禁止モード」っていうのがあってぇ~、PTTを押しても電波が出ないように設定できるんですっ!!」
(CA) 「ですが、お客様、飛行中の無線機の使用は…」

……

そこまでして、「無線機」を使って聞くのか…(笑)。

最後の判断は、乗務員側がするわけなので、そこで「No!」と言われれば、それまで。
無難な機材で聞くのがいいでしょう。

(注)会話はフィクションです。
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