航空自衛隊浜松基地 平和な浜松をつくる会と浜松市への申し入れと口頭回答 ２０２１年１０月１９日 項目別 20211103
１ーＡ、長年解決せず、市民を苦しませている航空自衛隊浜松基地の騒音被害を基本的に解
決し、浜松市民に静かな空を返してください。
１－Ｂ、騒音被害が根本的に解決するまでのあいだ、被害を補償する地域を抜本的に広げ
て、市民の苦しみをやわらげてください。
「市民生活課でございます。市民生活課の方は１番から４番までを回答させていただきたいと思っております。５番については、文書行政課の方という形でお願いします。
１番についてですけども、Ａ・Ｂとありますけれども、こちらの方につきましては、みなさまの考えについては真摯に受け止めさせていただきます。実際のところ、国の政策ということもありますので、なかなかできることもないという状況のなかで、国の方に要望の方はさせていただいてはおりますので、皆さまのお考えについては真摯に受け止めておりますので、その点はご了承していただきたいなと思います。」
２ーＡ、２０２１年度に予定されているＴ－４００部隊の美保基地からの移駐は騒音が３割
も増えるとされているため、騒音問題が解決するまで移駐を停止させてください。
２ーＢ、Ｔ－４００部隊がいつ移駐して来るのか、部隊の飛行訓練がいつ始まるのか、スケ
ジュールをただちに公開させてください。
「２番の所にについては、Ａ・Ｂということで、第４１飛行隊の移動にともなうものだと思いますが、こちらの方については今年、前回いちばんはじめの予定では前に来るはずだったんだけれどもいろいろ諸事情がありまして、ちょっと伸びたという状況のなかで、今年度移動をしてくるということになっておりました。
実はこれ、もうすでに１０月８日の日に南関東防衛局のホームページの方へ移動しますというスケジュールが載りました。そこには１０月２９日に移動して来るということで、ホームページの方に掲載されました。
あと浜松基地のホームページの方にも掲載されましたので、そちらの方もご覧いただければと思います。」
３、土地利用規制法によって規制がかかる浜松基地周辺１ｋｍの土地所有者にたいして、自
治体として内容説明と市民の了解を得る作業をおこなってください。
「３番につきましては、土地利用規制法のことになりますけど、こちらの方につきましては、いわゆる重要土地等調査法についてですので、国において適切な対応がなされるものと考えております。
実際のところ浜松市の方においては、まだ報道発表された情報しかまだ入手できていないという状況でございまして、皆さんと同じようなレベルの情報しか持っていないというところでございます。国において、しっかりと適切に対応していただけるんではないかと、考えております。」
４ーＡ、この秋おこなわれる陸上自衛隊演習が１０月に航空自衛隊浜松基地でもおこなわ
れ、陸上自衛隊員約４００人と車両約８０台が航空自衛隊「浜松基地内の施設防護に係る訓
練」をするとしています。浜松基地のどこを防護するのか、どのような戦闘想定でおこなう
のか、なぜ陸上自衛隊員が航空自衛隊浜松基地を防護するのか、自治体として具体的状況を
把握して浜松市民に説明してください。
４ーＢ、今回の陸上自衛隊演習では「基地周辺公道」も使うとしています。浜松市民に不安
や渋滞・事故などが起きないよう自治体として監視をおこない、現場で必要な措置をとって
ください。
「４番につきまして、Ａ・Ｂ…とありますが、このたび３０年ぶり、５０年ぶりだったかな、大きなものがおこなわれたと、浜松の場合はもう過去形になってしまいましたけど、これについては自衛隊の演習ですけれども、浜松基地の周辺対策協議会というのが、周辺の自治会の方にお集まりいただく協議会なんですけども、そちらが７月２６日に開催されまして、そのときに初めて陸上自衛隊の方がお見えになって担当者から概要の説明がございました。
市としても市民の不安を払拭するために、自衛隊に対し基地周辺の住民へ詳細な内容および日程をしっかり周知するということと、最大限の安全確保と関係機関の調整その他、万善の措置を講じることを市として要請をいたしました。実際、１０月３日から１０月１１日まで使用されたと思いますが、市の方にはその実施期間中に何かこういうことがあったというような電話連絡は、特にはございませんでした。」
４－Ｃ、防衛省・自衛隊が今回の陸上自衛隊演習で浜松市に提出・申請した文書をすべて公
開してください。
「４のＣですね、陸上自衛隊演習の申請した文書の公開をということなんですが、市としては情報公開制度というものがあるもんですから、皆さんに情報公開制度を使っていただく、ということで、ご利用していただくように案内をしておりますので、今回はこちらの方からはとくには提出の方は、もし必要であれば情報公開制度の方をご利用いただければと思います。」
４ーＤ、今回の陸上自衛隊演習で日本が「防衛出動」によって戦争に入るような危険な想定
は、住民の命と憲法を守る自治体としてこれを拒否してください。
「市民生活で最後で、４のＤについてですけども、申し入れをする時は、この演習が始まる前だったと思いますので、７月２６日に周辺対策協議会で説明をしていただいたときには、内容が詳細なものでなかったものですから、それを受けて市の方としては、しっかり地元でご説明をお願いしますということで要請をさせていただきました。
今回の、こういった大きな演習でしたけど、安全にできたのかなと、考えております。市の方には連絡はいっさいなかっったものですから、そのように考えております。当然、皆さまの考えにつきましては、真摯にに受け止めさせていただきたいと思います。
市民生活課の方からは以上でございます。」
５ーＡ、自衛隊の入隊募集に昨年から浜松市が協力して適齢者名簿をＣＤーＲＯＭで渡して
います。提供する適齢者名簿に掲載される個人には、事前に通知・説明して納得を得てくだ
さい。名簿から外して欲しいと希望する人を名簿から削除する制度をつくってください。
「５番のＡ・Ｂ・Ｃに関しては文書行政課からお答えさせていただきます。まず自衛隊募集に関しましては、地方自治法の規定に基づきまして法定受託義務でありますので、よろしくお願いします。
まずＡですが、情報提供についてでございますが、これについいては自衛隊法の９７条および自衛隊法施行令の１２０条にもとづくもので、国からの依頼内容に沿った事務を提供に配慮しているものでございます。」
５ーＢ、適齢者名簿をＣＤーＲＯＭで自衛隊に渡していることを浜松市としてホームペー
ジ・広報などで浜松市民に公表し周知してください。
「続いて５のＢです。自衛官募集にかかる対象者の提供に関しましては、市のホームページに掲載しております。」
５ーＣ、自衛隊の入隊募集に昨年から浜松市が協力して適齢者名簿をＣＤーＲＯＭで渡して
いることは個人情報保護の立場から、中止してください。
「続きましてＣです。浜松市の個人情報保護条例第１２条で、法令または条例に基づく場合には、保有する個人情報の提供を認めておりますので、お願いいたします。
簡単ですが、以上でございます。」
