それで、今朝、なんとなく考えたことのメモ
日本人は「空気を読む」ことを求められる。農作業や製造業が多かった時代には、空気の読めない人、人付き合いが苦手な人も生きていくすべがたくさんあった。今は産業のほとんどがサービス業で、空気が読めない人は人づきあい(会社勤め含む)や接客ができずに非常に苦労して、ドロップアウトすることが多い。無職で引きこもりの人の多さがそれを物語る。偏見かもしれないけど。
普通に「人づきあいが苦手」という人以上に大変なのが、発達障害の人たちだ。
「死刑でいいです」(新潮文庫)の中に、「彼らの辞書を厚くしてあげるべき」という言葉があった。辞書にある一番目の意味(たとえば「おいしい」は味がおいしいだけでなく、得する話であること等の比喩)しか知らないのではなく、2番目3番目の意味を教える、彼らの辞書を厚くしていくことが必要と言っていた。
発達障害の人の困難な状況がよくわかる言葉だし、そうでなくても、いまの子供たちに教えていくべきことだと思う。本をいっぱい読んで、友達とたくさん遊べば、ふつうは自然に身につくことなんだと思うのだけど。
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