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花日和 Hana-biyori

次男の扱いにびっくり

美容院で髪を切ってもらっている時、今度の読書会の課題本、『複眼人』(呉明益)を読み始めました。

ある架空の島から始まる物語です。その島では次男は18歳くらいになると一人で海に出て二度と戻らない――という掟に驚いて、たぶんそこから引き込まれました。

かなり原始的な島で、17歳で次男のアトレは女の子にモテモテ。繁みに引っ張られたら必ず交わるという風習にもびっくり。エッ次男の子種宿しても結婚できないけどいいの?まあ島民が皆で育てるんだろうけど、その後の子育て文化や親子の概念はどうなってるのだ…解せん。となりました。

ファンタジーではどう考えても合理的でない特有の風習が出てくることがよくありますが、女子の精神構造にも違和感だし、生贄でもなく、若者の命が潰えるだけの理不尽な掟では?

いや、海が信仰の対象みたいなところもあったから、海に捧げられるという意味もあるのかも?常に食糧難だからじつは間引き?

等など考えだしたらキリがありません。今まで聞いた中で一番解せん掟だと思いました。

物語として、若者が海に出る理由は何でもいいとしてもこれはなあ。

と言ってもまだ11%しか読んでおらず、良し悪しを語る段階にはありません。小説の雰囲気としてはとくに文句はありませんし。

ファンタジーな島の少年の話と、台湾の大学教授である女性の話が、どうやら交互に展開しています。

『野生の棕櫚』を思い出しますが、全然読みやすいし、たぶん何処かで話が繋がるんじゃないかしら。と思っています。




 
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