手術室に入ってから二時間半、手術時間は正味、一時間というところだろうか。
術後の説明で胆のうにある石を取り出したのはもちろん、尚且つ、胆のう壁が厚くなり機能していないということで、胆のう自体の切除に至った。
カエルの解剖の如く、Y氏の胆のうが”開き”になって標本のように貼り付けられていた。
本来、胆のう壁は数ミリだというのだが、Y氏のそれはけっこうなぶ厚さがあった。
胆のうはポンプの役割をし、肝臓で作られた胆汁を胃に送る役割をするのだが、分厚い壁に変化した胆のうはうまくポンプの役割を果たせず、濃い胆汁が溜まりっぱなしなり結石を造ったようだ。
胆のう中でコロコロ転がって、まるで金平糖のようにトゲトゲした黒っぽい緑色の石が出来上がっていた。
手術は無事に終了。
手術室から出てきたY氏はまだ麻酔から覚めていない。
話しができたかと思っても、すぐに眠ってしまう。
こんな感じにつながれ、動けません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/cb/7ad8c9f48322e401f6862e738a47d123.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/d1/3b3edad55084b4a6469e1ead4c4f774e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/cf/057eabf0edf371a731bbcc62462287c6.jpg)
二時間ほど様子をみて、家に帰った。