下 町 ブ ロ グ

家族で墨田に住み着いた一児の母が、下町のよいところを書き連ねるブログです。

牛島神社、今年は例大祭の年

2017年04月20日 | 本所・押上
大変久しぶりの投稿です。

最後の投稿が2014年9月12日。実はこの翌日に長男を出産しました。
それから約2年半、子育てブログのほうばかり書いて子育てにいそしんでいたのでなかなか下町ブログを更新できないでおりました。

もうひとつ。墨田区内で本所から業平に引っ越しました。息子も区内の認可保育園に入ることができ、家族でいよいよこの地にそれなりに根を張って暮らすことになり、改めて地元についてちゃんと知っておきたい気持ちになりました。

さらに2020年の東京オリンピック開催も決まり、リオ五輪の閉会式などを見るにつけ、生きている間に自分の街でスポーツの祭典が見られる、ちびもその頃には記憶に残せる年齢になっていると思うと、一市民ながらできることはないか考えるようになりました。

そこで、下町のいいところを書き連ねるこのブログで、飲食店だけでなく寺社仏閣や文化財など歴史ある場所や、景観のよい場所についても書いていこうと思い立ちました。ゼロから執筆するというより、リンク集のかたちを取りながら、実際に行ってみた感想や、あれば写真も追加したいと思います。


仕切り直しの初回は牛島神社。

観光スポットとして有名とは言えない神社だが、地元の人で知らない人はいない。桜の名所として知られる隅田公園に隣接しているので、隅田公園にお花見に来たことがある人は通りかかっているかもしれない。

牛島神社の由緒については下記に詳しい。
牛島神社|墨田区向島の神社

9世紀に建立されたとのこと。ずいぶん古いのな。
また、建立したと伝えられる慈覚大師(円仁)は最後の遣唐使にして、最澄にも師事したというなかなかの日本史的ビッグネーム。
平安時代末期には千葉氏がここで祈祷をして源頼朝の進軍を助け、社殿を贈られたらしい。へー。
関東大震災で焼失したことを機に、旧水戸徳川家の屋敷があった現在の場所に隅田公園が造られるのに合わせて移されたのだそう。

鳥居がふつうの鳥居と違い、両サイドに一段低い鳥居がくっついている三輪鳥居が珍しいんですって。
総檜権現造の社殿も珍しいそうな。
また、敷地内には牛の像があり、自分が病気を抱えている部位を撫でると病気が治ると言われる撫で牛の風習がある。

毎年9月に開かれる例祭は、地元の民にとっては一大イベント。約50もの町内会が出す神輿が盛大。
今年(2017年)は5年に一度の大祭の年。例祭では神輿は町内を1周しておしまいだが、大祭ではすべての神輿が牛島神社へ向かうので、大通りを車両通行止めにして大変な騒ぎだ。大祭にはなんと牛車も出るらしい。知らなかった。
墨田区に引っ越してきたのがちょうど5年前の夏で、何の予備知識もなく大祭に遭遇して驚いたのだ。ちびは3年前の例祭の日生まれ。
今年は牛車、見たいなあ。