小さな庭の花日記2

ハイジです。手作りのパーゴラやフェンスなどにツルバラを誘引して小さなバラの庭を作っている様子を楽しくブログで綴ってます。

今でも胸の奥に。。。

2020-02-17 19:20:05 | 野鳥観察♪
皆さま、たいへんご無沙汰しております。
だんなでございます。

ブログの更新が滞っておりまして、ご心配をお掛けしていると思いますが、庭主もだんなも元気に暮らしております。

そして、我が家にやって来てくれる野鳥たちも、厳しい冬のなかを健気に生きて、私たちを元気づけてくれています。
我が家の小さな庭のローズヒップも完売し、水場の水も凍ってしまうので、私たちがヒマワリの種を庭先に置き、凍った水をお湯で溶かす様子をこっそりと伺っていた鳥さんたちは、私たちが家に入ると、とたんに賑やかにやって来てお食事タイムです(笑)

今年も我が家の小さい庭に、シジュウカラのペアがやって来てくれています。
その姿を見るにつけ、今まで我が家の小さな庭に来てくれたシジュウカラ達の可愛らしい姿を思い出すのです。


さて、ここからは前回の続きです。

おおらかなオスちゃんとしっかりもののメスちゃんペアのファミリーは、仲良く飛行訓練や餌をとる方法を教え、学んでいます。


巣立ちから二週間ほどしたある朝、いつものようにオスちゃんが来てくれる時間を見計らって外を眺めていると、ん?


オスちゃん一羽だけじゃないなぁ、メスちゃんと一緒に来てくれたかな?
。。。と思っていると、ファミリーで来てくれましたよ!



オスちゃんとメスちゃんの引率のもと、すっかり上手に飛べるようになったヒナちゃんたちが、わちゃわちゃと(笑)



羽毛はまだヒナ特有のきみどりのふわふわの産毛も残っていますが、素早い動きで行ったり来たりしながら、巣立った場所を思い出しているのかいないのか、楽しそうにしています。


歴代のシジュウカラペアと同じように、可愛らしいヒナたちを連れてファミリーで訪れてくれました。


鳥ばか夫婦が、その様子をそっと眺めていると、しばらく我が家の庭で過ごした後お隣の庭に移動していきました。


よちよち飛び?だったヒナたちが、立派なシジュウカラ夫婦のもと、ほんの数週間でしっかりと飛びながらやって来てくれた事に感無量の私たちでした。


そんなシジュウカラファミリーに会うために、朝夕と近所を散歩する日が続きました。
日に日にファミリーの移動距離も長くなり、ヒナたちの成長を喜びながらも、お別れの時が近づいているのも感じていた私たちでした。。。


ある朝、いつものように庭に出てみると、おおらかなオスちゃんが、きれいな鳴き声で我が家の前の電線にとまっています。


「おはよう!」あいさつをして見上げる私をみても、ずっと鳴き続けています。
ふと、思うところがあり、急いで庭主を呼びました。

庭主も家の中でオスちゃんの鳴き声を聴いてにっこりしていましたが、あわてて呼ぶ私を見て、急いで庭に出てきたのですが。。。

私と庭主が並んで挨拶した瞬間に、おおらかなオスちゃんの鳴き声が変わりました。
それは、鳴き声というよりは、なにか私たちに話しているようで。


その後に、電線からフワッと飛び立ったオスちゃんは、庭主の髪をかすめながら、ヒナたちが育った満開の花のエゴの木の枝にとまり、振り返る私たちにチュピィ!と鳴いて飛び去りました。


これが、おおらかなオスちゃんファミリーとのお別れの日になりました。。。


あぁ、お別れの挨拶に来てくれたんだ。。。と、ふたりとも思ったのですが、やっぱり夕方にも、翌朝にもヒマワリを食べるオスちゃんの姿をさがしてしまう私たちでした。


きっと、おおらかなオスちゃんは、やさしいオスちゃんペアにもエールを送ったことでしょう。


今でも思い出すと温かい気持ちにしてくれる、仲良し夫婦と可愛らしいヒナたちの姿に感謝しながら、今度はやさしいオスちゃん&かわいいメスちゃんペアを見守ろうと、あらためて心する私たちなのでした。