手仕事、二
不快害虫除けに
木酢液と月桃エキスの希釈液を噴霧していると
「お早うございます。それは梅なんですか?」
振り向くと
ラジオ体操に行く様子の夫人がいらした
「奥のは梅ですけれど手前のは杏なんです」
「杏なの?
大きくなってるから梅じゃないなと思ってたの
どうするの?」
「これ迄は杏酒にしていたんですけれど
今年はジャムか干し杏にしようと思ってます
もう少し熟したいんですけれど鳥が突っつくから
鳥との競争ですね」
「私、杏、好きなの
スーパーで生食のが売ってるといつも買うのよ
生のまま食べてね、美味しいわよ」
と言って出かけて行かれた
アンズ色の杏。本当に杏色でした
冷蔵庫で追熟させてイザ!ジャム作りへ
皮をむいて
アク抜きも兼ねて一回だけ茹でこぼし
ただただ水気を飛ばしながら
(蜂蜜どの位使うかなあ)
(食べる時に蜂蜜を混ぜても良いんじゃなあい)
(ペーストの方がアレンジが効くわ)
ずぼらな事を思い付いて火から下ろしました
杏色、好きな色です
手仕事、一
「実は付けないよ」
と言われて植えた紅梅の木
ぽつぽつ実を付け始めて
近年ではぽろぽろ落ちる迄になって
(梅干しには少ないし)
(梅酒は甘いし)
(ジャムにしちゃお)
あく抜きする事三回
水気を飛ばして
蜂蜜を加えて
梅ジャム作り終了