日本百名山最後の山は、八幡平。 平成２０年７月２１日 11時４０分

　幼稚園から小学校中学年時代のことです。

休日になると、「行くか！？」の一言で、里山へ、海へと私を連れまわした父。

山はまあ、良かったけれど、海は苦痛。
釣りをする父の横で私も釣り糸を垂れるのだけど、なーんにも釣れない。

あっ、思い出しました！
河豚が釣れたことがありました。
河豚って、釣れた時はスマート、怒る（？）と風船のように膨らむのね。

初めから、まあるいと思ってましたのよ。
初めて知ったこの時が、人生、ただ一度の釣果でした。

と、まあ、脱線しましたが、山登りは父の影響です。
淡々と登っていた父にならって、私も淡々と登ってきました。

一つ山を登れば、そこから見えるあの山へ、あの山登ろうと。



　それから、何十年。

まさか、このような日が来るなんて、想像をしたことがなかった。
少なくとも３、４年前までは。





この日もいつものように、花をカメラに収め、撮っている間に遅れちゃって、いつもの通り一番最後に頂上へ。


もちろん、ここが百番目の山で、仲間がそろって祝ってくださることは承知していましたけれど・・

アーチと拍手で迎えてくれるなんて、聞いて無かったよ～


見ず知らずの方も、拍手をくださいましたね。

思わぬ展開に、感情ボルテージは抑えようもなく一気に上昇。



事前に用意をしてくださった、日本百名山　完登　の文字を見たら、涙が止まらなくなった。

百番目の山を登った喜びというよりは、こうして祝ってくれる仲間の気持ちが嬉しくて・・

東京の奥座敷(*^^*ゞ　から、はるばる八幡平まで、やってきたのですから。





　一人で登ることは、それほど苦ではない。
これまでも、多くの山を独りで登ってきました。

まして、八幡平は、入山者が多く、登山的にも楽な山。

でもね、ある友人は、こう言った。

「友達でしょう。一人でなんて行かせられないよ。
それじゃ、あまりに寂しすぎるよ」って。



「我々の仲間に、百名山を完登する人がいる。これって♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ スゴイッ!!!こと」と、

お祝い山行の仲間を募り、旗を数ヶ月前から用意し、この日を着々と準備してくれた複数の仲間たち。

みんな、気持ちよく、参加してくれました。

百番目の山を、こんなふうに祝っていただいて、私は、大変な幸せ者です。

（みんな、ありがとう）


（川崎市の仲間も、ありがとう。）

（四谷のN.Tさん、あなたとは、数え切れないほどの山々を登りましたね）


　これからも、足の続く限り、淡々と登り続けます。

「私は、山を歩いているだけでいいの」という先輩の言葉に、惚れこみました。

願わくば、私もそうありたい。

（と言いつつも、花の山がいいなぁ。って、欲もあるのです）



お花を見に、7/25～28は、北アルプスへ。
で、しばらくお休みします。