白河市の新図書館の放射能数値

　新しい白河市立図書館が開館になり、先日行ってみました。夏休みということもあり、図書館とは思えないほど賑わっていました。

　

　原発関連コーナーもありました。

　

　２Ｆの椅子に座ると小峰城が見えます。

　新築ですので、放射線数値も低いはず・・・と勝手に期待し、ガイガーカウンターを持参しました。今まで見たこともない低い数値を計測できるのではと期待したのですが・・・残念

　２Ｆ部分で０．１０～０．１４程度でした。場所によって０．１４になるのですが、新築の建物にしては高い数値ではないでしょうか？

　もしかすると原因は・・・

　

　絨毯？

　泥や砂・土が付着した靴で入るので、それが落ちることもあるかもしれません。



　古い図書館は、トイレも古く、長時間過ごす雰囲気ではありませんでした。新図書館は、トイレもキレイですし、自販機や飲食コーナー、喫茶店まであります。今後は、図書館利用者も増えるのではないでしょうか。
　

　

道路の除染、枯葉に集まる放射能

　自宅の除染と並行して自宅周辺公共用地の除染も開始しました。




　道路脇に枯葉等が集まり、そこから草が生えるという悲惨な光景は、白河市では見慣れた光景でもあります　貧乏な市特有の光景とでも言いましょうか。

　しかし

　こんなところに放射能も集合しているんです。家の前の通学路では、３．５マイクロシーベルトの放射線数値を測定した箇所もありました。このような状況でも「土」だと行き場がないために、何をすることもできません。しかし、上記写真は土になりかけの葉っぱで、乾燥した状態だと軽いため、燃えるゴミとして出しました。雨の後は土のように重くなりますので、乾燥した状態での作業となります。





　やはり、草が生えていない道路の方がいいですね。これなら放射能が集まることもないでしょう。





　こちらも同じく枯葉です。さっさと集めて放射能を追放したいのですが、一度にたくさんのゴミを出すことができないそうです。公共用地及びそれに類するような用地の草を刈っても、持って行ってもらえないという現状があります。問題は回収業者ではありません。私たちは、誰が運んでもいいのです。
　本来、除染は東電及び行政が行うものであり、それをボランティアで市民が行うことに対し、協力姿勢が見られないことに問題があります。行政が軽トラックで運ぶことはできないのでしょうか？

夏休み期間に通学路の除染をしようという考えは白河市にはないようです。大変に残念です。

　道路沿道の土は、現在最大約１．５マイクロシーベルトですが、５センチ削れば０．２程度になります。これも土の行き場が決まらないために放置されています。放置すれば、ドンドン放射能が沈み、除染が困難になるでしょう。削らなければならない土の量がドンドン増えるのです。それなのに、動かない国。日本に失望しています。


　


　昨日、やっと自宅内の小さなドッグランの除染を終えました。３日かかりました。汚染土は、約３０袋もあり、庭の一角に置いてあります。汚染土を庭に置かなければならないなんて本当に迷惑です。
　まだまだ自宅の除染は終わりません。敷石は一個一個洗い場まで運び、ブラシで洗い、最後にジェット水流で流します。中には、これをしても数値が下がらない石もありますので、ガイガーカウンターでチェックしながらの作業となります。





　子どもはいませんが、大地を守る会の「子どもたちへの安心野菜セット」を購入してみました。西日本と北海道の野菜が中心のセットで、放射能の検査もシッカリしているそうです。その上、基本的に無農薬無化学肥料栽培（一部農薬使用もあり）。このような野菜は高めですので、その分他で倹約しなければなりません。ここまで福島県民の人生を変えて、何の補償もないとは。それでも、私は生き残り、この原発事故を語り継ぎたいと思います。免疫力を下げると他の病気になってしまうかもしれませんので、毎日を明るく過ごすことも大切だと思います。

無農薬・無化学肥料・無放射能野菜を食べたい

　先日注文した野菜が届き、早速いただいています。この野菜は、基本的に、無農薬無化学肥料だそうです。




　これは、お試しセットですので、かなり格安でした。ただ、微妙な地域の野菜もありましたので、次の注文は、西日本と北海道の野菜セットにしました。
　私は、以前から農薬が大嫌い。安心な野菜が食べたいと思い、自宅で無農薬無化学肥料栽培をしていました。バラも野菜も全部無農薬。土をつくるところから頑張っていましたので、同じ考えの農家のつくった野菜だと思うと嬉しくなります。虫食いのないキレイな野菜ですが、農家の方々の苦労は大変なものだと思います。久しぶりに「安心」を食べることができました。

　町内会やボランティア団体などが除染する際に、器具などの費用に対して５０万円までの補助が出るそうです。花里も申し込みを検討しています。高圧洗浄機で道路を洗い流す必要がありますが、行政がそれを業者に発注するのではないようです。とにかく、早期の除染が被曝を防ぐ第一歩だと思いますので、それに向けて検討していくつもりです。

　有難いことに、ご近所の方々も草刈りや落ち葉拾いに協力をしてくださっています。子は社会の宝です。我々大人たちが守らなければなりません。国や県の対応を待つのではなく、ドンドン行動していくつもりです。


　Ｉさん、コメントありがとうございました。お子さんの夏休みの思い出が素敵なものになりますように。安心できる環境で、のんびりしてきてください。いってらっしゃい

福島県産の野菜を食べないという選択

　白河市では、放射線測定器の貸出を開始しています。町内会単位ですが、まだ測定をされていない方は、ぜひお試しください。測定すれば、これは実害だということがわかります。風評ではありません。間違いなく、大量の放射能が白河市に飛んできて沈着しているのです。私は、測定をして、露地での野菜栽培を中止しました。


　震災後、放射能による被害の実態がわからない状態の時、地元の野菜を食べることにより、地元の農家を応援したいと考えました。その後、ガイガーカウンターを購入し、市内各地を測定し、行政の発表とは違う深刻な放射能汚染の実態を知りました。
　その後は、できるだけ県内産ではない野菜＆牛乳を購入しています。また、できるだけミネラルウォーターを使用しています。農家の方々は被害者です。でも、汚染された野菜を食べたくない。国と東電は農家に補償をし、除染の指導をしてください。風評などという言葉に騙される人ばかりではありません。風評と叫び、地元被曝民（我々）を内部被曝させ続ける人たちを許せない。そんな気持ちです。

　安全な地域・・・といっても関西でも放射線数値が上昇しているそうです。日本に安全な地域があるのか・・・でも、福島県産よりは安心でしょう。その安心な地域の野菜を食べるために、通販を始めようと考えています。今日、一回目の野菜が届く予定です。
　このような選択に対し、批判される人もいることでしょう。でも、行政は安全ばかり唱え、除染に前向きとは言えません。自分の命と健康は自分で守らなければと考えています。だから、批判されても、他県産の野菜を食べる選択をしたことを皆に言いたい。これ以上、被曝を受け続けることはありません。

　今、花里では安全な地域の野菜を使った軽食のお店ができないか・・・と考えています。お水はミネラルウォーター。
　今までは、ちょっと気分転換をと言う時に、郡山市や那須に行く人も多かったことでしょう。しかし、郡山市は白河市よりも放射線数値が高い。私は習い事も止めました。ＮＰＯの集まりは郡山市ばかりですが、行く気分にはなれません。南会津で行うことはできないのでしょうか？
　こんな状況の時でも、時には外食もしたい。でも、出てくる水は間違いなく水道水でしょうし、野菜は白河産でしょう。被曝と引き換えの気分転換です。もっと遠くへ・・・東京より西へ行かなければ安心できない時代となりました。
　ということで、安心な地域の野菜を使った軽食店ができないか・・・と考えています。家賃補助がある地域は、不思議と家賃が高いので、場所にはこだわりません。笑顔で（安心して）食事ができる場所が欲しい！それだけです。


　また、除染は重要です。とにかく除染です。私は自宅敷地内の除染が終わっていませんので、これから必死に行います。それと並行して、自宅周囲の通学路なども除染していきたいと考えています。行動しなければ被曝を防ぐことはできません。
　除染が終わった場所（自宅内）では、外の空間線量は０．２程度です。これでも高いですが、除染しなければ数倍の数値となります。また、昨日庭の土を削りましたが、以前削った程度では数値は少ししか下がりませんでした。やはり雨により沈んでいるようです。ということは、除染は早期に行うほど簡単だということになります。行政は遅すぎます。