置き去りにされた雑種犬さくらの話。

飼い主が突然いなくなり置き去りにされた雑種犬のさくら。
繋いだままだと餓死すると思ったのでしょうか放されてました。
飼い主がいなくなった家に何もわからずとぼとぼと帰って行く
さくらの姿を見たらかわいそうでほっとけなくなったのです。
近所の人は保健所に通報したらと言いますが「保健所＝死」
恐ろしくてとてもそんな事は私には出来ませんでした。
車に轢かれないように取りあえず元の処に繋ぎなおして、ご飯やり
と散歩に毎日通っていました。里親を見つけるまで家で預かっても
よかったのですが母が「世話をするのはお金があるからってご近所さんに
言われるよ!」って訳のわからん事を言い協力的ではないのです。
それに誰かが保健所に通報するのではないかと仕事中も気が気ではありません。



それで母にも内緒でさくらを隣町の動物病院に連れて行き預けました。
そこで避妊手術も受けさせ里親探しを始めました。
知らないところに連れて行かれてさくらも不安だろうと仕事が終わると
毎日病院に会いに行きました。夕方に職場を出て病院の閉る時間まで
わずかな時間ですが散歩をさせました。
さくらはとても人懐こい犬で私の顔をみると全身で喜びを表すんです。
もう情が移ってしまい可愛くて可愛くて仕方ありません。
先生も「顔もかわいいし性格もいいからすぐ里親見つかるよ」って言います。
が、誰でもいいから貰ってほしいではなく、最期まで責任もって本当にかわいがって
くれる人を探さなければと私の気持ちは日々強まります。






で、里親さん見つけました。
１６歳の柴犬を介護の末に亡くされた方で、飼うなら次も絶対柴犬と
おっしゃってましたがお願いしてさくらを見てもらったらその日に
連れて帰られました。
今は家族全員でかわいがってもらっています。

よかったね！さくら！