
父がひとりで死んでいた 如月サラ
この本は遠く離れた実家で母が介護施設に入所した。父は実家で一人暮らしでついつい連絡を怠っていた。
ある日連絡があり父が寒い冬の日にひとり孤独死していたことがわかる。
シングル、一人っ子、フリーランスの著者が突然直面した親の孤独死、遠距離介護、空き家問題、まだまだ長い人生を生きていかなければならない著者がいきなり現代のさまざまな問題を抱えることになってしまいます。
最後にこの本は父への詫び状です。
この本が、今まさに渦中にいる方の心を軽くすることが出来る友達のような役目を果たせますように。
そしてこれからに備えたい人の道案内となれますように。
と結んでる。
親世代、子世代に問題を投げかける本です。
すごく考えさせられました。
誰にもあり得るいつか訪れる現実ですが人は何故かその事を話し合うのを嫌います。
離れて暮らす親のために今何が出来るか一度考えてみなければなりません。
是非子供世代にも読んで欲しい一冊でした。
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