こんにちは!はんなり伊豆高原です!
今日は伊豆半島の根元、箱根にある大涌谷の紹介です!
上から見ると、まるで映画の中の世界みたいです!
硫黄のたちこめる別世界のような中を登っていきます。
途中何組もワンコ連れに会いましたョ!
お!お兄さんが白濁の温泉プールでなにか作業をしてます!
なんだろう???
じゃ~~ん!かの有名な大涌谷の
≪黒たまご≫
なんと一個食べれば7年寿命が延びるといいます!
3個食べたので寿命21年ゲット!!!
あぁ楽しかった!
皆様も是非お立ち寄りを!!
~黒たまごの謎~
黒玉子と言っても、黒いのは殻だけです。もちろん塗料で塗っただけという、詐欺商品ではありません。少々こすってみましたが、黒い色は取れませんでした。つまり、卵の殻に黒い物質がしっかりと付着しているわけです。この黒い物質の正体は、ずばり硫化鉄FeSです。硫化鉄は字の通り、硫黄Sと鉄Feが化合した物質で、黒い固体です。大涌谷のお湯に、硫黄分が含まれているのは、最初から記事を読んでいれば予想がつきますよね? さらにお湯には、鉄分(鉄イオン)も含まれています。硫化鉄を作る材料がふたつともお湯に含まれているので、硫化鉄ができるのは容易に想像できますね。しかしここでひとつ疑問が残ります。お湯にはじめから硫黄と鉄が含まれているなら、なぜお湯の中は硫化鉄であふれていないのか、ということです。実は硫化鉄は、酸性の溶液の中では作られないのです。そして、大涌谷のお湯は酸性です。ですが卵の殻は、水に溶けるとアルカリ性を示す物質からできています。卵の殻がお湯の中で溶けると、酸性のお湯と中和反応を起こして、殻の表面だけ中性近くになるのだと思います。そうなれば、卵の表面にだけ硫化鉄が付着するのも、納得がいきますね。ちなみにこの硫化鉄、私たちが普段食べているゆで卵にも含まれているのですよ。卵を長時間ゆでて作った、固いゆで卵は、黄身の表面が黒くなっていることがあります。その黒色こそ、硫化鉄なのです。鉄は、卵黄に多く含まれていますし、硫黄は、卵白のタンパク質中に多く含まれています。タンパク質は長時間の加熱によって分解し、硫黄を放出します。その硫黄が、卵黄の鉄分と反応するのですね。