嗜好を志向する思考系ブログ。

陰謀論とはなにか②

ブログの収益化というのが気になって、調べてみました。
「ブログの収益化の仕方」で検索すれば、いろんなサイトが出てきますが、まぁ、多くは教材系の様ですね。
①ブログ収益化の体験記事で人を集め、興味がある方に無料メルマガの登録へ案内する。
②メルマガから、ランディングページ等に誘導する。(士気の高い顧客の囲い込み)
③その中で、オンラインサロン等と呼ばれるグループを形成したりしながら、情報教材を販売して行く。
④その後も、ブログで収益を上げることが出来るよう、教材購入者をサポートしてくれる。(この”収益を上げる”という事は、=”新たな教材購入者の開拓”となる。)
見た感じ、そういった流れだと思うのですが、ちょっと覗いただけの感想という事でご容赦下さい。


さて、「陰謀論」のつづきです。
前回は、「私の思考が「陰謀論」なら、そのベースとなっている中国古典は「陰謀論」的思考である。」という話しをしました。
その要因は、論理の飛躍にあるようです。
「事実論」者から見た場合、事実は「象牙の箸を作った」だけであり、それ以外は、勝手な憶測に過ぎないのです。


ここで、最初に書いたようなコマーシャル(ビジネス手法)について考えてみます。
私が覗いたサイトにあったのは、 ①の「収益化の体験記事」と「メルマガへの登録の案内」のみです。
そこから、自分の知識とかけ合わせて②⇒③⇒④と、勝手に推測したに過ぎません。
ついでに言えば、()内は、教材開発者の目的であり、顧客や教材購入者には見えない部分です。
つまり、そこにある「事実」は、「収益化の体験記事」と「メルマガへの登録の案内」だけなんです。
では、私の言っていることは「陰謀論」でしょうか。

たとえ「事実論」者でも、上記の憶測を「陰謀論」とは呼ばないでしょう。
なぜなら、上記のようなビジネス手法は、「MLM(マルチ・レベル・マーケティング)」として、既に社会的に認知され、法律的にも合法とされいるものだからです。
つまり、”経済”や”法律”といった社会システムが形成する「常識」の範疇の話しに過ぎないのです。
ちなみに”学問”は、社会システムの目的を生み出したり、「常識」を計る尺度となるものであり、そうしたものとは別次元に位置するように思われます。


結論としては、
「社会システムによって形成されるのが「常識」。
 その範疇にあるものが「事実」であり、
 それから外れるものが「陰謀」とされる。」
となります。
シリーズ次回は、この「事実」の範囲を定める「常識」は、社会システムによって「形成されたもの」であるという部分を考えて行きます。
(つづく)



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