嗜好を志向する思考系ブログ。

マスコミの特性

2003年の米国映画で、「ニュースの天才」という映画があります。
実話を元にした映画で、ジャーナリズムが内包する”虚偽報道”というものを題材にした、イロイロ考えさせられる映画です。
どうせ海外の話しでしょ?と思われるかもしれませんが、実は日本でも同様の事が起きています。
私が覚えている範囲でも、
沖縄の珊瑚を利用した「K・Y事件」とか、
1982年に始まり、2014年に”虚偽報道として取消”された「慰安婦報道問題」とか、
東日本大震災での東京電力の「吉田調書誤報問題」とか。
日本の場合は、”虚偽報道”の根底にイデオロギーがあるように見えます。


新聞記者は、仕事がら情報収集を行いやすく、且つ大衆に向けて情報を発信できる立場にあり、さらには外国での活動も行いやすい傾向にあります。
そのため、戦時中の新聞業界というのは、スパイ活動の拠点とされていました。
有名なのは、ソ連コミンテルンのスパイであり、1941年に発覚した「ゾルゲ事件」の尾崎秀実でしょうか。
彼は新聞記者出身で、政界・言論界・軍部に独自のパイプを持ち、後に近衛文麿政権のブレーンとして、太平洋戦争開戦直前の国政にも影響を与えたと言われる人物です。
基本的に、共産主義国家はこうした浸透工作が得意だと言われています。

先の大戦で、日本は米国と戦争をしました。
開戦の1要因として、マスコミが大衆を扇動し、開戦に向けての世論を形成した事が上げられます。
(⇒この日米開戦により、最も利益を得たのは、中国共産党だと言われています。)
戦後、マスコミはその猛省からか、戦争を忌避し、ひたすらに憲法9条を信奉する世論を形成。
(⇒日本が憲法9条に縛られ続けている一方で、着実に軍拡し脅威的存在となったのが中国共産党。)
行動から結果へのベクトルが、戦前戦後とも同じ方向を向いているのが分かると思います。
そもそも中国は”孫子”の国ですし、こうした事は生き抜くための”知恵”として常識の範疇でしょう。
性善説に基づいた日本人の感性とは、完全に価値観を異にする文化なんです。


先日書いた「日本学術会議」で言えば、中国科学技術協会や日本共産党との関係がネットでは問題視されて来ています。
が、大手メディアではほとんど報道されていないというのも、現代マスコミの特性です。
所謂「報道しない自由」。
スポンサーなのか何なのか、どこからか圧力が掛かっているんでしょうね。


私が若かりし頃は、「新聞を読まないヤツは、馬鹿になる!」等と言われていました。
ネットが普及した現在、「新聞を読むヤツは、馬鹿になる!」と言われる時代に既になっているという事を、押さえておく必要があります。



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