政治家への攻撃と、その奥に見える己の正義の主張。
政治に対する批判は、当然なされるべきだと思う。
しかし、政治家は悪人であるとし、お前らは間違っている!と論を展開したのは頂けなかった。
ネットでは、他者を攻撃するコメントをよく見かける。
所謂「マウントを取る」というモノ。
いつから日本人は、こんなに他者に対して攻撃的になったんだろう。
ふと、正義を主張する人は自省ができにくい人じゃないかな?と思った。
自省ができる人は、謙虚になる。
なぜなら、自らを省みる人は、自分の誤りの可能性を常に自問自答しているから。
他人を攻撃するという発想には、まず至らない。
『三省』とは孔子の言葉だったか。
正しく生きるためには、それほどまでに己を見つめ直し続ける必要がある。
正義とは、所詮自分にとっての正義にすぎない。
『謙虚』は、昔は美徳とされていた。
現代では、自己主張できなければ、存在自体が否定されかねない。
人を思いやる心の余裕を、誰も持てなくなって来ているのかもしれない。
そうした事を身につけることもないままに、”自己肯定”に見せかけた”他者否定”の中で成長して行く子ども達が増えているのではないか。
私が上手くいかないのは、他人が間違っているせい!
そうやって、いつしか『自省なき正義』の時代がやって来るのかもしれない。
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