摩尼車とは、主にチベット仏教で用いられる仏具で、転経器(てんきょうき)ともいうそうです。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のwebサイトに、マニ車についての紹介があります。マニ車には、真言を唱えながら手で回すものが代表的で、チベットの老人たちは時間が許す限り、「マニ・ラコー」を回す習慣があるそうで、僧院本堂にあるマニ車は、「マニ・ラカン」といい、高さ2~3メートル、直径3~4メートルの大きなものまであるそうです。日本では、一切経一式を収めた大型の物が真言宗、天台宗、浄土宗などの大本山などに設置され、輪蔵と呼ばれているものがあります。しかし、小さな手で回すような摩尼車はあまり広まっていません。斑鳩寺の講堂前に設置されていたのは石造の摩尼車で、手で回すことができる小さなものです。この表面には般若心経が刻まれていて、誰もが仏教に親しめる優しい仏具だと思います。

30秒の心象風景20461・一転一誦 摩尼車~リカちゃんの旅・斑鳩寺~
https://youtu.be/YCeIKmkvNjc

30秒の心象風景20461・一転一誦 摩尼車~リカちゃんの旅・斑鳩寺~
斑鳩寺の講堂前に文字の刻まれた石造物があります。
一転一誦 摩尼車と記されています。
黒い石には、般若心経が刻まれていて、これが回転するよう...
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30秒の心象風景20461・一転一誦 摩尼車~リカちゃんの旅・斑鳩寺~
https://youtu.be/YCeIKmkvNjc