シリーズで撮影を続けている被写体の一つが石仏です。仏像に興味を持って、解説本にある図版を見ながら、現物に思いをはせ、古刹、名刹を訪れています。そこに祀られている仏像は文化財保護や信仰の面から撮影ができないものがほとんどです。しかし、屋外に設置された石仏には、そのような制限はありません。そこで、撮影を始めたのが石仏です。人々の信仰のあり方を示すのが路傍の石仏です。文化財に指定されている古いものから、近年新たに造立されたものまで多様です。近年造立された石仏には造形の優れたものがあります。彫刻技法が進んでいるのでしょう。機械化が進んでいるのかもしれません。素朴な表現が多い古仏とは異なり、かなりしっかりとした表現になっています。撮影対象として、古仏とは違う魅力的な存在になってきました。
30秒の心象風景27304・大日如来~法楽寺~
https://youtu.be/3s_MRrTtNiE