Audi Q7に、直噴ターボディーゼルターボエンジンを搭載する「TDI」モデルが追加設定されています。今回、Audi Q7の日本仕様車としてはTDIは初設定で、3.0ℓ V型6気筒直噴ディーゼルターボエンジン搭載の「50 TDI quattro」がラインアップ!
Audi Q7 50 TDI quattro S line(オプション装着車)
>>ボディカラー:ミトスブラック M(0E0E)
今回、TDIモデルには「3.0ℓ TDI(V型6気筒 DOHCインタークーラー付 ターボチャージャー「エンジン型式:CVM」)」が搭載され、TFSIモデル同様に、8速ティプトロニックトランスミッションとquattro(四輪駆動)の組み合わせとなっています。→標準仕様の「50 TDI quattro」とS line仕様の「50 TDI quattro S line」の2タイプが用意。
【装着オプション@展示車両】■メタリックペイント■プレミアムパッケージ■アルミホイール 5アームエッジデザイン マットプラチナムグレー(Audi Sport:22インチ)」
←3.0ℓ TDI 搭載@Q7 50 TDI quattro
こちらの3.0ℓ TDIは、最高出力「272PS(200kW)」、最大トルク「600Nm(61.2kgm)」を発生。→最高出力は3500-4000rpm、最大トルクは1750-3000rpmの回転領域。燃料消費率は、WLTCモードで11.6km/ℓ(市街地モード:9.0km/ℓ、郊外モード:11.5km/ℓ、高速道路モード:13.4km/L)となります。
TDIモデルとTFSIモデルでの違いとしましては、まずは「給油口」でして、ディーゼル(軽油)用の「専用フューエルキャップ(グリーン色)」が採用され、その隣に「AdBlue補充口(ブルー色)」が備わります。フューエルリッド裏には注意ステッカーも貼付(ちなみに、バイオディーゼル燃料は使用不可)。
エクステリアでの違いは、シングルフレームグリル内のTDI用のインタークーラーです。TFSIモデルとは異なり、インタークーラーがシングルフレームグリル内に配置されるので、グリル内のシルバー色が強くなります(インタークーラーのユニット側面に備わる縦方向の太いパイプも特徴的)。TDI用は、大型タイプのためシングルフレーム下側のロアグリルまで全体的に配置されています。
TFSIモデルでは、バンパー左右にエアインテークが設けられ、左右に小型インタークーラーが配置されていましたが、TDIモデルでは、シングルフレームグリル内にインタークーラーが配置される仕様のため、サイドのエアインテーク部は、樹脂製パネルで塞がれています。ちなみに、ハニカムデザインは共通でして、左右1か所ずつ開口していますー。
また、エキゾーストシステムも異なりまして、センターパイプ部分は、TFSIモデルでは「ツイン仕様(2本)」となりますが、TDIモデルでは「シングル仕様(1本)」となっていますので、パイプ形状や触媒等も異なり、センターパイプは左寄りに配置されています(車両後方のサイレンサー部はTFSIモデル同様に横置き)。ちなみに、燃料タンク容量は「75L」に。
そして、エキゾーストエンド部(排気口)もTFSIモデルとは形状が異なっていまして、TFSIモデルでは「左右対称」にエキゾーストエンド部が配置されていましたが、TDIモデルでは、右側のエンドパイプが短く設定されています。短くなった分、こちらにAdBlueタンクが増設され、エキゾーストシステムからの熱を和らげる遮熱板(シルバー)が取り付けられています(右側サイドのアンダーカバーは専用)。
インテリアは、TFSIモデルに準じた仕様となっていますが、メーターパネル内のタコメーター表示がTDIの特性に合わせ「6000rpm」までに変更されています(TFSIモデルでは8000rpmまで表示)。このほか、ラゲッジルーム下の収納スペースも、TFSIモデルとは異なり、マイルドハイブリッド(MHEV)ドライブシステムを搭載しないため広く設定(マイナーチェンジ前モデル同仕様)されています。
このほか、TDIモデルでは、TFSIモデル(ガソリンエンジン搭載車)にオプション設定されている「アクティブスタビライザー」、「オールホイールステアリング(55 TFSI quattro S lineのみ)」、「リヤスポーツディファレンシャル(SQ7のみ)」は非設定となっています。