ハルじいの部屋

日々の思う事を綴っていきます。シニア世代を一緒に明るく歩いて行きましょう。

押 し 花

2020年11月23日 | 





押し花



君の笑顔が好きだよと

驚くわたしを笑ってる

他人に話せぬ秘め事は

二人で摘んだ水草を

思い出届ける押し花に

楽しい一時ありがとう



デンワにしようかお手紙か

文字に自信はないけれど

心を込めて書きましょう

二人で過ごした思い出と

愛の言葉に押し花添えて

あなたの心に届けたい



滲んだ文字は押し花で

上からそっと消してます

解って下さいその文字を

書きたい文字はあるけれど

消された文字はそのまま読んで

あなたの言葉を待ってます







男の覚悟

2020年10月07日 | 




男の覚悟


この街一番やんちゃな男
親の意見は小言と決めて
逃げず迷わず賢い男
昨日の自分は自分じゃないと
言わず語らず親にも言わず
自分の始末は自分でつける


仲間の言葉は素直に聞いて
今日の仕事は明日の糧と
自信に満ちてる男の顔が
ここが勝負と自分をかける
失うものは何もない
かけた勇気が男を磨く


受けた仕事は体を張って
他人(ひと)も羨む見事な仕事 
勝手気ままはここらで止めて
心静かに覚悟を決めて
自分の言葉で納得させて
親の許しに瞼が曇る。







春よ来い

2020年04月04日 | 






春よ来い
 



二月の空はどこまでも

雲一つない空間は

今一時の景色かな

瞬きも忘れるほどに

寒さと冷たい北風が

花の季節はまだ先と

二月の暦は笑ってる

春よ来い幸せ連れて

春よ来い私のもとに




二月は去って温む日も

春の風呼ぶ鳥の声

芽吹く日をいつかいつかと

春一番を待ちながら

季節は景色を変えてゆく

三月の風笑ってる

ほほに優しく触れる風

春よ来い幸せ連れて

春よ来い私のもとへ






※2月に書いた詩です。






小さな花

2019年07月06日 | 





小さな花


野辺に咲く小さな花たちも
雑草の中に咲く一輪の花でも
人がその花を見た瞬間に心が癒される
それは花の持つ独特の愛らしさが
心の琴線をくすぐるように触れるからでしょう
大きく立派な花だけが
人の心を惹きつけるわけではない

同じことが人間にも言えるような気がします








麦の穂先で

2019年06月11日 | 





麦の穂先で



山裾の地にひらく
麦の穂先を揺らして揺れて
波打つ景色に横たわる

温む陽射しは日に日に増して
僅かにうつろう陽射しと風に
自然の力の偉大さを見る

黄金が波打つ先は
お伽の国かと思わせる
映える景色に四季を知る








止まり木

2019年05月20日 | 



止まり木


ビルとビルとの 隙間に残る
名残惜しそうに 暖簾の裾が
時代の流れに 取り残されて
狭い間口に 赤提灯が
奥行僅か 二間と少し
狭い店だが 賑わう店よ

人と人との 想いは通う
昨日も今日も 賑わう街は
他人の心に 寄り添うところ
語る話題は 未来の夢を
古びた店で 思いは巡る
若い力を 燃やして駆ける

一度は来てよ この街に
昼は仕事で活気に溢れ
夜はみんなの 憩いの場
語り合っては 馴染みの肩を
叩き励まし 一口飲んで
締めはいつもの お袋の味