八十路の歩み 2018年10月30日 | 詩 八十路の歩み 庭の隅から 気の向くままに ここ数日は 草取り作業 終わるころには また芽が伸びて いくら取っても 終わらない 老いて食事も仕事の一つ 食べて間もなく満腹感 好きで年取る 訳ではないが 神と仏に 生かされて 命の限り 歩みます
男の罪と罰 2018年10月22日 | 詩 男の罪と罰 貴方にあったら 尋ねてみたい 別れも言わず 姿を消して 人には言えぬ 語れぬ辛さ 時の流れが 心を癒し たしかな思いと 自分を悟し 泣きはしません 女心でしのぎます 貴方の面影 今も心に 消しても消せない 想いは募り 大人気ないと 後悔ばかり 未練心で 愚痴言うことも 大人になれぬ 未熟な心 想い出を 捨てて たしかな暮らしに 強いあかりを灯したい 貴方と別れて 三日と三晩 酒と語って 気持ちも晴れて 男心を すかして見れば 悪い男は 裏と表を 手品のように 罪を重ねて 素知らぬ 素振り 遊んだ罰は 自分一人で背負ってね
移ろいゆく景色 2018年10月15日 | 詩 移ろいゆく景色 四季折々の景色を見せて 時はうつろい夏から秋へと 秋月は大空に映え 星屑を飾る 晩秋の北風に 冬支度 峰から下る 錦秋の景色は清々しく 花より勝る 紅葉の織りなす艶やかさ 紅に映える秋を知り 無上の心地よ 夕映えの移ろう景色は 一瞬たりとも とどまることなし 黄昏時の景色は 古びたセピア色 子供の頃に見た景色そのままに懐かしく思う ほどなくライトアップの景色にうつろう 春夏秋冬と季節のうつろい繰り返し 景色を織りなす自然の重みを感じつつ 人生の楽しさを知る