覚えている人も多いかな。
東北大震災の時にお預かりした、南三陸町から来たおぼろ(現・まりお)くん。
4月の穏かな日に旅立ちました。
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津波の被害の大きかった南三陸の志津川地区の避難所で保護されて、
にゃんだーガードさんの福島シェルターで受け入れていただいて、
そして東京の我が家にやってきました。
毛も抜けて泥だらけで、でもとっても優しくて素直な良い子で、
新しいお家でもみんなと仲良くしてもらって、とってもとっても幸せな時間を過ごしました。
「私の寿命を10年あげるから、どうか長生きしてね」ママさんはいつもまりお君にそう話しかけていたのにね。
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パパさんとママさん、お骨の一部を持ってまりおくんの故郷の志津川を尋ねられました。
「ずいぶん遠くから我が家に来てくれたんだなと思いました」「あんないい子は他にいません」
そう言ってくださいました。
「故郷の志津川にお骨を返しました。亡くなったご家族と再会できたかな・・・」
「残りのお骨は、一緒のお墓に入る予定です」
とても苦労した子でしたけど、
たくさんの人の愛情を受けて、幸せな猫生だったと思います。
そして、たくさんの愛情を私たちに与えてくれた子でした。
パパさん、ママさん、
まりおくんの全てをまるごと受け入れてくださって、本当にありがとうございます。
まりおくん、忘れないよ。向こうでまた必ず会おうね。