私はブルースリーが好きだ。
彼の生き様が、とか格闘家としての彼が‥とかかっこいい理由でなく「体」が好きだ。
小柄なのにめっちゃ強そうに見える。
暑苦しくなく無駄がない芸術的な筋肉。
マッチョじゃなく細マッチョなわけでなく。
分かる人には分かるよねぇ。
そしてヌンチャク!あれが操れたらカッコええ!!
私のヌンチャクへの思いは熱かった。
当時の私は中学生で金もなく、ヌンチャクを手に入れる方法も分からなかった。
しいていえば、ジャンプの裏表紙に掲載されてる謎の通販くらいだった。
いや、しかし、金がない。
ふと思いついたのが「自作」である。
材料として思いついたのは「マーブルチョコ」の空き容器だった。
筒型で手のひらくらいの大きさのやつ。
あれに穴を開けて紐を通し、中で玉結びをするのいう原始的なもの作成した。
いくら原始的とはいえ、1つ100円はするマーブルチョコレートを2本も買うのだ。
なかなかセレブなヌンチャクだった。
早速、使ってみる。
初ヌンチャクである。
ブルースリーよろしく超スローリーに見よう見まねで振り回してみる。
おおお、いい感じだ!
しかし悲しいかな、本体の軽さのため、全く破壊力のカケラもなくしかも当たると跳ね返り何とも情けない。かっこ悪い。
そして原始的な作りゆえ10回ほどの使用でスポン!と紐が筒からすっぽ抜けて飛んで行ってしまったのである。
うーん、仕方ない‥‥敗北であった。
それから半年ほどのちに、私の事を好きだという奇特な男子A君が現れた。
彼は学校内で「ハイル!ヒットラー!」などと言い出すデンジャラスな男子で、できる限り近づきたくなかった。
そしてなぜか私のヌンチャク好きだということを知っていた。個人情報ダダ漏れである。
そして家族で行った旅行の土産に、ヌンチャクをくれのだ。
それは円筒形で青い布に綿が詰められた物が白い紐で繋がっている物だった。
そのヌンチャクには、昭和的な二頭身のかわいいキャラがふたりと「桜島」とファンシーな丸文字がでっかく書いてあった。
彼は桜島に行ったのであろう。
昭和の土産屋にありがちな木刀や小刀、忍者グッズとともに売られていたに違いない。
まあ、いい。貰えるものはありがたくもらっておいた。
さて、ファンシーヌンチャク。
家に帰り早速振り回してみる。
こ、これは‥!!!まずたいしたことじゃ壊れそうにない!そして何より痛くない!
首にあたろうと脇にあたろうとダメージはない。こちらも破壊力のカケラもなくかっこいいとはまったく無縁の代物だが、練習用にピッタリやん!
コーフンしてなんだかよくわからんめちゃくちゃの型のヌンチャク技を練習して、悦にひたった‥両手でヌンチャクを持つキメ顔もやってみた。
痛い、痛すぎる‥‥
しかしお手本もなく延々とむちゃくちゃな型で振り回す単純さ。
戦う相手もいない‥
そして飽きっぽい性格がゆえ、いつの間にかヌンチャクブームは去ってしまったのである‥
A君の補足
あまりにもデンジャラスな思考をもつA君は、その後も何かと物をくれたけど距離が縮まるのを恐れ私は「個人情報ダダ漏れ」を利用し「私はB君とつきあっている」という噂を流してもらった。
しばらくして友達づてにA君から手紙をもらったのである。
文面は‥
「Bは変態だから気をつけた方がいい」との忠告文であった。
鉤十字の腕章をつけてるデンジャラスな彼と、変態と周りに認められるほどの変態である彼。
変態の方がマシな気がするのは私だけでしょうか‥?
長くなるので続きはまたいつか。
彼の生き様が、とか格闘家としての彼が‥とかかっこいい理由でなく「体」が好きだ。
小柄なのにめっちゃ強そうに見える。
暑苦しくなく無駄がない芸術的な筋肉。
マッチョじゃなく細マッチョなわけでなく。
分かる人には分かるよねぇ。
そしてヌンチャク!あれが操れたらカッコええ!!
私のヌンチャクへの思いは熱かった。
当時の私は中学生で金もなく、ヌンチャクを手に入れる方法も分からなかった。
しいていえば、ジャンプの裏表紙に掲載されてる謎の通販くらいだった。
いや、しかし、金がない。
ふと思いついたのが「自作」である。
材料として思いついたのは「マーブルチョコ」の空き容器だった。
筒型で手のひらくらいの大きさのやつ。
あれに穴を開けて紐を通し、中で玉結びをするのいう原始的なもの作成した。
いくら原始的とはいえ、1つ100円はするマーブルチョコレートを2本も買うのだ。
なかなかセレブなヌンチャクだった。
早速、使ってみる。
初ヌンチャクである。
ブルースリーよろしく超スローリーに見よう見まねで振り回してみる。
おおお、いい感じだ!
しかし悲しいかな、本体の軽さのため、全く破壊力のカケラもなくしかも当たると跳ね返り何とも情けない。かっこ悪い。
そして原始的な作りゆえ10回ほどの使用でスポン!と紐が筒からすっぽ抜けて飛んで行ってしまったのである。
うーん、仕方ない‥‥敗北であった。
それから半年ほどのちに、私の事を好きだという奇特な男子A君が現れた。
彼は学校内で「ハイル!ヒットラー!」などと言い出すデンジャラスな男子で、できる限り近づきたくなかった。
そしてなぜか私のヌンチャク好きだということを知っていた。個人情報ダダ漏れである。
そして家族で行った旅行の土産に、ヌンチャクをくれのだ。
それは円筒形で青い布に綿が詰められた物が白い紐で繋がっている物だった。
そのヌンチャクには、昭和的な二頭身のかわいいキャラがふたりと「桜島」とファンシーな丸文字がでっかく書いてあった。
彼は桜島に行ったのであろう。
昭和の土産屋にありがちな木刀や小刀、忍者グッズとともに売られていたに違いない。
まあ、いい。貰えるものはありがたくもらっておいた。
さて、ファンシーヌンチャク。
家に帰り早速振り回してみる。
こ、これは‥!!!まずたいしたことじゃ壊れそうにない!そして何より痛くない!
首にあたろうと脇にあたろうとダメージはない。こちらも破壊力のカケラもなくかっこいいとはまったく無縁の代物だが、練習用にピッタリやん!
コーフンしてなんだかよくわからんめちゃくちゃの型のヌンチャク技を練習して、悦にひたった‥両手でヌンチャクを持つキメ顔もやってみた。
痛い、痛すぎる‥‥
しかしお手本もなく延々とむちゃくちゃな型で振り回す単純さ。
戦う相手もいない‥
そして飽きっぽい性格がゆえ、いつの間にかヌンチャクブームは去ってしまったのである‥
A君の補足
あまりにもデンジャラスな思考をもつA君は、その後も何かと物をくれたけど距離が縮まるのを恐れ私は「個人情報ダダ漏れ」を利用し「私はB君とつきあっている」という噂を流してもらった。
しばらくして友達づてにA君から手紙をもらったのである。
文面は‥
「Bは変態だから気をつけた方がいい」との忠告文であった。
鉤十字の腕章をつけてるデンジャラスな彼と、変態と周りに認められるほどの変態である彼。
変態の方がマシな気がするのは私だけでしょうか‥?
長くなるので続きはまたいつか。
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