●はじめに〜
どうもです✨クマです🐻❄️
面白い構築を作ったんですが上を目指すにあたり限界を感じたので供養として……。
上半期、日食ネクロズマを使用しました。
日食ネクロズマは伝説使用率1位のザシアンに強く耐性も優秀で非常に強力なポケモンですが、カイオーガ・黒バドレックスに弱いのが悩みです😭
カイオーガは雨による天候変化で日食ネクロズマの回復を妨げながら強力なみず技で攻撃できる、黒バドレックスは"アストラルビット"を受けきれないことから日食ネクロズマで相手をするのは非常に難しいと思ってました。
しかし、カイオーガ・黒バドレックスに勝てる可能性がある型を発掘できれば日食ネクロズマが最強なのではないかなと考え、そのためのパーティを構築したので見て頂ければ嬉しいです😆
下記より
●構築経緯
●あるアイテムと日食ネクロズマの相性
●パーティ紹介
●選出について
●おわりに
の順で紹介したいと思います!
●構築経緯
1.伝説使用率1位のザシアンを始め、全体的な伝説に強めな日食ネクロズマを使用したいと思い、カイオーガ・黒バドレックスとも殴り合える可能性を持つ「ばんのうがさ」+"めいそう"を採用したHDベースの日食ネクロズマを採用。
1.日食ネクロズマ
2.日食ネクロズマはSが遅く"りゅうのまい"を採用しないので、強力な積み技を多数習得し能力上昇をバトンタッチで引き継げるバイウールーを採用。
2.バイウールー
3.バイウールーの起点作成のため、能動的に起点を作れる特性:ミストメイカー+"おきみやげ"を採用したGマタドガスを採用。
3.Gマタドガス
4.選出時点にバイウールーがいることでバトン構築がバレるため"ちょうはつ"・"くろいきり"・"ふきとばし"を完封でき、自身も"バトンタッチ"や積み技を使える"ちょうはつ"持ちエースバーンを採用。
4.エースバーン
5."めいそう"を採用した日食ネクロズマが刺さってないポケモンが多数いるパーティに対して、バイウールー・エースバーンと相性のいいバトン先候補かつ黒バトレックス・特殊イベルタルとも単騎で戦えるHDタラプカイリューを採用。
5.カイリュー
※後にタラプ→たべのこしへ変更してます
6.↑の段階で物理イベルタル・サンダーラオス・化身ボルト入りの並びが重いため展開後からでも上から殴れるスカーフカプ・コケコを採用。
6.カプ・コケコ
以上で…
ネクロズマ・バイウールー・マタドガス
エースバーン・カイリュー・カプ・コケコ
の並びが完成した。
●「ばんのうがさ」と日食ネクロズマの相性
なぜ、日食ネクロズマと「ばんのうがさ」の相性に注目したか結論から言うと……
"日食ネクロズマが持ち物に依存しなくていいほどの高耐久・良特性を兼ねており、能力ランクを上げるうえで天候変化(あめ・はれ)を強く呼ぶポケモン"であるから。
上記で挙げた日食ネクロズマの耐久面の利点はHPに振るだけで、十分な耐久値を誇ることができ、日食ネクロズマの能力の中では比較的低い特殊防御に努力値を回すことで、最低限のランク上昇でも強力な技を受けれるように調整した。
次に、ランクを上げるうえで天候変化を誘う点についての説明だが……
伝説戦では、はがね伝説に対してカイオーガが強いという意識があり、特に日食ネクロズマはカイオーガを安定して倒せないことで前シーズンから使用率を下げていた。
これには、日食ネクロズマの速攻回復技である"つきのひかり"・"あさのひざし"の回復量を下げる特性:あめふらしとスカーフカイオーガのS種族値90がテンプレである"りゅうのまい"ネクロズマにとって立ち回りを狭くさせる要因になっていたからだ。
また、カイオーガに対しての日食ネクロズマの打点は"サイコファング"(エスパー技)であり、例え2回"りゅうのまい"を舞えてもカイオーガがダイマックスをすれば"ダイサイコ"(130)を耐えることができるので日食ネクロズマ側が非常に不利と言わざるをえない。
はれ状態も弱点であるほのお技が強化されるため攻撃を上から2発もらうと倒されてしまう可能性が高く、"あさのひざし"・"つきのひかり"の回復量が増えることを考慮しても日食ネクロズマにとって不利な天候といえる。
しかし、「ばんのうがさ」を持つことであめふらしのあめ効果を無効にし"あさのひざし"・"つきのひかり"の回復量を維持しながら強化アイテムなしのカイオーガを対面から"めいそう"の起点にできることがわかった。
この副産としてはダイバーン連打による、天候をはれにしてのゴリ押しも安定して受けることができるため、バイウールーと組ませるこの構築ではこの上ない非常に優秀な持ち物であると感じた。
HDベース"めいそう"型の日食ネクロズマを採用するメリットとしては相手からすると有利に見える黒バトレックス・レシラム・特殊イベルタルに対しても日食ネクロズマの"めいそう"展開を通せれば勝ちの目が見えること。
また、自然にはがね技を採用できるポケモンなため"ダイスチル"を展開した後に"めいそう"で詰ませることできる等、バトンに依存しない立ち回りができるエースとして非常に優秀であると感じた。
少々脱線する部分がありましたが、以上が日食ネクロズマとばんのうがさについての個人的な見解です✨
ネタアイテムかと思いきや日食ネクロズマと非常に相性のいいアイテムでした!
これを踏まえて頑張ってくれたイカれたメンバーを紹介するぜ!!😎
●パーティ紹介
下記より…
HP=H 攻撃=A 防御=B
特攻=C 特防=D 素早=S
で表記します。
エースバーン
※キョダイマックス個体推奨
@フィラのみ(回復実)
性格:ようき
特性:リベロ
努力値:H220 A12 B4 D132 S140
実数値:H183 A138 B96 D112 S172
努力値調整
◎HP3n(回復実の回復量61)
◎ドヒドイデの"ねっとう"が30〜36
◎素早さはエースバーンの準速+1
採用理由
選出でパーティを強そうに見せてくれる。
型が多すぎるため、相手が勝手に不利な技構成をイメージして選出を歪めてくれる、ゾロアーク以上のイリュージョン使い。
バイウールーの存在からバトン軸が選出の段階でバレてしまい、ドヒドイデ・カバルドンを呼んでしまうため採用。
上記2体が自然とエースバーンに後出ししてくれるためそのまま起点にできる。
最低限の能力上昇しか日食ネクロズマにバトンできないが、バイウールーではできない展開をしてくれるためパーティには必須だった。
"キョダイカキュウ"が元の技に関係なく威力160になるため、ビルドで展開した後そのまま殴って勝てる試合もあった。
🚩選出率6位
日食ネクロズマ
@ばんのうがさ
性格:しんちょう
特性:プリズムアーマー
努力値:H228 A4 B20 D84 S172
実数値:H201 A178 B150 C119 D154 S119
努力値調整
◎S2↑でS1↑最速91抜き
◎D1↑でカイオーガのC222"しおふき"が82〜97
◎D2↑で強化アイテムなしC217黒バドレックスのダイホロウ(140)が85〜100
採用理由
本構築のエース。
要塞化すると止まらないポケモン。
前シーズンに引き続き、一撃ウーラオスが蔓延しているがそれでも十分に活躍してくれた。
この型でソルガレオを使用したかったが、ソルガレオが"アシストパワー"を覚えず断念した。
しかし、本来は特性:メタルプロテクトの恩恵で能力下降をしないソルガレオのほうが適正が高い。
日食ネクロズマでは"かいでんぱ"サンダーの前で詰むので、型を把握される前にHBサンダーを一撃で葬れるほどのランクを獲得する必要がある。
前述した通り、「ばんのうがさ」と非常に相性が良く、読まれないため選出段階でカイオーガを強く誘える。
特に、ナットオーガサンダーの並びには鬼のように強くオーガで突破できないとナット引きからの"やどりぎのたね"をしてくれるため"めいそう"の試行回数を重ねることができた。
しかし、強化アイテムを持ったカイオーガの"しおふき"(150)はD1↑でも受けきれず、どこかで"めいそう"を積まないと押し負けてしまう。
そもそも、HD特化した日食ネクロズマ(「ばんのうがさ」補正込み)でもC202"しおふき"(150)で、中乱数2発ほどのダメージを受けるため耐久値は本当にギリギリだった。
上記の構成で使用する場合は必ず、バイウールーのD1↑を引き継がせないとカイオーガを受けれない点が本構築の欠陥だったと思う。
だが、初見殺し性能が高いので、条件を整えると黒バド・イベルタルを除く、ほぼ全ての伝説を起点にできる性能は圧巻だった。
🚩選出率2位
カプ・ドガス
@きあいのタスキ
性格:おくびょう
特性:神の戯れ(ミストメイカー)
努力値:H52 B140 C60 D4 S252
実数値:H147 B158 C118 D91 S123
努力値調整
◎A200ハチマキ連撃ウーラオスの"すいりゅうれんだ"が126〜147
◎素早さ最速
採用理由
汚くなって起点づくりができるようになった誇り高きアローラの守り神。
そもそも、隠れ特性がミストメイカーと知らない人が多い。
選出段階では日食ネクロズマが苦手な一撃ウーラオス受けのように見えるのもでかい。
特性:神の戯れ(ミストメイカー)を領域展開することで5ターンの間、状態異常の耐性を後続に付与し"神の慈愛"(おきみやげ)で起点を作ってくれる。
"ちょうはつ"が活きることも多く、最速とタスキによる行動保証と非常にマッチしていた。
惜しむのは"バークアウト"を覚えず、先発対面の"みがわり"が降参レベルで重い。
というより、"神の慈愛"(おきみやげ)がみがわり貫通だと思ってたので発覚した時は目の前が真っ暗になった…。
特に、黒バドレックス・ゼルネアスは多くの型で"みがわり"を採用しているので"みがわり"を壊せるよう技構成を整えている。
ムゲンダイナも"みがわり"採用が多数存在するが、"みがわり"採用個体のムゲンダイナは火力が低く神の戯れ(ミストフィールド)によるドラゴン半減が活きるのでそのままバイウールーに引いていた。
種族値は低い上にAが無駄に高いので、種族値改変があればもっと可能性を広げられるポケモンだなと思う。
どの展開からでもパーティの先発を担ってくれる存在で本当に強かった。
🚩選出率1位
※ダイマックス飴カンスト推奨
バイウールー
@ミストシード
性格:わんぱく
特性:ぼうだん→もふもふ
努力値:H220 A4 B44 D156 S84
実数値:H175 A108 B138 D130 S119
努力値調整
◎B3↑ボディプレスがB120一撃ウーラオスに174〜206
◎D1↑でC222カイオーガのしおふきが145〜172
◎S2↑でS1↑最速91抜き
採用理由
上昇幅が高い積み技を多数覚えるポケモン。
ボディプレスワンウェポンなためゴーストになにもできないのが悩み。
特性:もふもふを採用しない理由は、日食ネクロズマと共通したほのおタイプの弱点が増えるため。
また、カプ・ドガスの神の慈愛(おきみやげ)展開後でもバイウールーを止めようとダイバーンで突っ込んだり、高火力ほのおタイプに引っ込む可能性が高いため。
上手くいけば、ダイバーン→引くまでの2ターンにバイウールーの能力上昇(こうそく・コットン)がえぐいことになるし、ダイマックスを空振るという多くのアドバンテージを得ることができる……
と思っていたのだが、能力低下したウーラオスやザシアンでバイウールーをそのまま殴ったり、神の慈愛(おきみやげ)の後続から上記のポケモンを投げてくる人が多かったので特性:もふもふに変更した。
また、「ミストシード」のD1↑とノーマル単体耐性との相性が抜群で、特殊高耐久のノーマルはハピラキポリ2が立証してる通り優秀だった。
"こうそくいどう"を優先して使用することで特性:いたずらごころ以外の"ちょうはつ"を実質受けなくすることができる。
"こうそくいどう→上から"コットンガード"の後に"ちょうはつ"を受けてもゴースト対面以外ならダイマックスからの"ダイナックル"でターンを待ちながら能力上昇を稼げるのでダイマックス飴はカンスト推奨。
縁の下の力持ちながら多くのプレイヤーにバイウールーをトラウマとして植え付けれたと思う。
さすがだぞ!!
ホップはいち早くバイウールーの強さに気づいていたんだな!!!
🚩選出率4位
カプ・コケコ
@こだわりスカーフ
性格:ひかえめ
特性:エレキメイカー
努力値:H12 B4 C252 D92 S148
実数値:H147 B106 C161 D107 S169
努力値調整
◎H201D118イベルタルにフィールド込み10まんボルトが182〜216
◎H197D110の原種サンダーにフィールド込み10まんボルトが97〜115
◎C201イベルタルのたまダイバーン(130)
が120〜142
◎最速100抜き
採用理由
上記までで特殊イベルタルに対してこちらが先に日食ネクロズマを展開することでしか勝てないため、対面・展開後でもたまイベルタルに勝てるよう調整した。
シーズン中盤に先発起用でダイマックスを誘い、とんぼで裏に引くスカーフイベルタルも散見されたがことごとく上からしばいた。
また、カプ・コケコ・カイリュー・ネクロズマ等のバトンに依存しない選出も可能にしてくれたため非常に頼もしかった。
サンダー・一撃ウーラオス・カイオーガの選出をよくされるが、攻めに転じた時のこのコケコがめちゃくちゃに刺さり散らかすため正解だったと思う。
日食ネクロズマが苦手なブラッキー入りにもあくびループをむりやりリセットしながらサイクルを回せるのが非常に強い。
最後に入ってきた枠ながら序盤・中盤・終盤と隙を見せない強力なポケモンだった。
🚩選出率3位
カイリュー
@タラプのみ→たべのこし
性格:しんちょう
特性:マルチスケイル
努力値:H244 A4 B4 D156 S100
実数値:H197 A155 B116 D154 S113
努力値調整
◎イベルタルのC201"ダイアーク"(130)を特性:マルチスケイル込み83〜98
◎黒バドレックスのC238たま"ダイホロウ"(140)80〜94
◎A1↑"ダブルウイング"がB120ウーラオスに180〜216
◎S1↑で最速100抜き
採用理由
日食ネクロズマが通りにくいパーティへの裏エース。
エースバーン・バイウールーのB上昇を上手く引き継げば簡単に無双してくれる。
というより、禁伝枠と同等レベルの数値を確保しており本当に通常枠で大丈夫か疑問が残る1体。
特殊採用の伝説ポケモンとの対面でも"はねやすめ"を連打することでダイマターンを枯らせるぐらい耐久が高く、カイリューが苦手なザシアン・キュレム・白バドレックスに対して日食ネクロズマが強く出れるので噛み合わせがよかった。
黒バドレックスに対しての役割を安定させたく、タラプ→たべのこしへ変更。
技もじしん→ほのおのパンチへ変更。
選出機会こそ少なかったがカイリューのおかげで拾える試合も多かったので大正解だと思う。
🚩選出率5位
●選出について
基本選出
カプ・ドガス・バイウールー・ネクロズマ
解説
↑の選出で大体のパーティと戦える。
特にカイオーガ入りにはこの選出。
ドヒドイデ・カバルドンがいる場合はバイウールーをエースバーンに変更。
VS黒バドレックス
カイリュー・カプ・コケコ・ネクロズマ
解説
先発黒バドレックスが多く、いななきでC1↑されたらカイリューでも止められないのでカイリューを先発。
"りゅうのまい"から入るのが1番強かったが"おにび"を持ってるバドレックスも少数いるため要注意。
VSイベルタル
カプ・コケコ・カイリュー・ネクロズマ
解説
スカーフorハチマキ奇襲のイベルタルも存在するため初手イベルタル対面に有利なコケコを先発。
カイリューも後続にいるため安定して切り返せる。
VS日食ネクロズマ
基本選出
解説
ネクロズマが物理ならバイウールーorエースバーンのバトンを決めてダイスチル+アシストパワーで詰めていく。
相手もめいそうorコスモパワーの場合は能力値を上昇させ急所待ちのアシストパワー連打で運がよければ崩せる。
VSルギア
カプ・ドガス・エースバーン・ネクロズマ
解説
前提として勝てたらまじでラッキー。
エースバーンのビルドをネクロズマに回してマルスケ貫通のメテオドライブで頑張る…。
日食ネクロズマと同じでめいそうアシストパワーを成立させれば急所待ちだが、ふきとばしを持ってる場合は構築で無理。
●おわりに
ここまでのお付き合いありがとうございました🙇♂️
中々の内容になってしまって自分でもちょっと引いていますΣ(゚д゚lll)
元々、シーズン1で使用していたドガスウールの構築を改造して仕上げてみました✨
日食ネクロズマは伝説全般に強いのですが、一般ポケモンのドラパルト・ウーラオス・ミミッキュ・エースバーンに展開する前では不利なのが課題です。
能力ランクを上げさえすれば止まらないのですが、無双まで時間がかかり"のろい"・"ふきとばし"・"やどりぎのたね"・"ほろびのうた"・"くろいきり"・一撃技でバトンタッチを断念する場面もありました😭
また、相手に試行回数を稼がられる都合上、有効急所や運が絡んで負ける試合を量産するので上を目指すような安定感はありませんでした。
役割対象のカイオーガにも「いのちのたま」を持っていた場合受け切ることができないのも弱く、C222+強化アイテム持ちのカイオーガには「ばんのうがさ」を持っても日食ネクロズマの特殊防御では厳しかったです。
しかし、数が多いスカーフ、チョッキには安定してたので良かったかなと思います✨
難しい構築でしたが、試合の動かし方を一戦一戦工夫しながら戦える、面白みのあるパーティなので興味のある方はレンタルしてみてください👍
※カイリューはタラプ→たべのこしへ変更
シーズン折り返しとなりましたが
それでは、今回はここまでとなります!
残り半月、竜王環境でポケモン楽しみましょう💞
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