シロクマのひとりごと

シングル環境のパーティ考察やポケモンの育成論

S17下半期使用構築「キュレムバーン」最終357位 レート1903

2021-04-20 18:02:00 | 日記
どうもです✨
クマです🧸

今回は竜王戦環境ラストの構築でW(ホワイト)キュレムを主役としたパーティです!

Wキュレムはダントツに強いという伝説ではない(後述で詳しく書きます)のですが、環境を整えれば上位帯でも戦えるポケモンなのではないかと思い、最後の伝説ポケモンとして採用しました。

あと、見た目かっこいいよね😳
↑が本当の採用理由です!笑

下記より
●構築経緯
●Wキュレムの弱みと強み
●パーティ紹介
●選出について
●おわりに
の順で書いていこうと思います!
お付き合いの程、宜しくお願いします🙇‍♂️

●構築経緯
1.シーズン16の1位と2位の構築が日食ネクロズマであり、黒バドレックスの増加に伴ってイベルタルの数が増える可能性が高いと感じたため、たまWキュレムから構築をスタート。
1.Wキュレム

2.Wキュレムと攻撃範囲の噛み合いが良く、一般ポケモンの中でも最強格であるチョッキエースバーンを採用。
2.エースバーン

3.Wキュレムのサポートとして"ねばねばネット"を覚え、能動的なS操作技を使用でき行動保障があるタスキデンチュラを採用。
3.デンチュラ

4.ゼルネアス・ムゲンダイナの牽制や受けループの崩しとして"ちょうはつ"を採用したヒードランを採用。
4.ヒードラン

5.↑まででザシアン・日食ネクロズマが重いためいつものヌオーを採用。
5.ヌオー

6.軸のエースであるWキュレム・エースバーンではリザードン入りのカバザシ、ホウオウ軸の受け、ラッキー入りの受けを崩せないためラム化身ランドロスを採用。
6.化身ランドロス

以上で
デンチュラ・Wキュレム・エースバーン
ヒードラン・ヌオー・化身ランドロス
のパーティが完成した!!

●Wキュレムの弱みと強み
まずWキュレムの弱みについてまとめると……
"こおり・ドラゴンという耐性の脆さとS95という絶妙な遅さ"である。

特に、こおり・ドラゴンはこおり技が等倍になる以外はこおりタイプのせいで劇的に弱点が増えている。

かくとう・フェアリー・はがねといった環境では必ず見かけるタイプ(ほぼ格闘はウーラオス、フェアリーはミミッキュだが…)が弱点を突いてくるせいで伝説枠、一般枠を問わず不利対面が非常に多い。

S95以上のドラゴンも多く、対ドラゴンとして優秀なタイプの割にはドラゴンタイプとの対面は基本的に不利になる。

そもそも、S96〜S103の間だけでもWキュレムの弱点をつけるポケモンが環境に多く、能動的なS上昇を"りゅうのまい"or"ダイジェット(物理)"しかできないのが種族値と噛み合いが悪い。

こおり伝説枠として差別化が必要なポケモンにはB(ブラック)キュレムと白馬バドレックスがいる。

Bキュレムと比較した場合は、後述する技範囲の広さを除いて"りゅうのまい"と相性のよい種族値を持っているBキュレムのほうが単体性能は上である。

絶妙な遅さと評したS95も裏を返せばS1↑〜のランクを獲得した場合、非常に優秀な抜き性能を得ることをスカーフヒヒダルマが教えてくれている。

次に、白馬バドレックスとの比較だが物理・特殊であることを除くと白馬バドレックスはくさ技を覚えるためみずタイプに有効打を持っている。
Wキュレムがみずに対する有効打を"フリーズドライ"しか覚えない点を考慮するとダイマックス中の範囲はバドレックスの方が非常に優秀。
そもそも、白馬バドレックスのステータスは耐久値がバグなため弱点を突いても等倍程度のダメージしか入らない。
こおり伝説内では両キュレムと比較しても、白馬バドレックスは耐久値が異次元なため比較対象になっていないかも…。

単体としてのWキュレムの性能はどうしても上記こおり伝説の2体に隠れてしまいがちで、採用率も如実に低い。


"えっ?めっちゃ弱いじゃん…"と思いましたか?? 私も思いました( ˙-˙ )


次に、Wキュレムの強みについてまとめると……
"いのちのたまを持たせることでの火力+特性:ターボブレイズの制圧力が非常に優秀である"と感じたためである。

まず、前提として竜王環境がサンダー+はがね枠を採用したサイクル構築が上位帯では自然に採用されておりこおり+じめんの通りがすこぶるいいという点が重要。
Wキュレムのウェポンは"フリーズドライ"(こおり技)と"だいちのちから"(じめん技)で範囲が完結しており、その範囲の強さはマンムーが証明してくれている通りである。

さらに、特性:ターボブレイズによる特性:ふゆうの無効は同じ技範囲を持つマンムーが苦手なロトムシリーズに対しても有効打を叩き込める点で非常に強力。

差別化対象のBキュレムはじめん技を"だいちのちから"しか覚えず、特殊を採用するならWキュレムに群牌が上がり、白馬バドレックスもじめん技を覚えるが、特性:ふゆう+こおり半減の性能を持つポケモンには有効打を待てない点で差別化ができている。

このことから、Wキュレムのこおり+じめんは元々一貫性が高い範囲をさらに強化しており、タイプ受けをほぼ許さないポケモンとして優秀と言える。

もちろん、"クロスフレイム"や"りゅうせいぐん"も魅力的だがこおり+じめんとほとんど範囲が被っているため採用を見送った。
ナットレイやテッカグヤに抜群を取れない不安要素があるが"いのちのたま"を待つことでこおり技のゴリ押しが効く。

また、メタモンにコピーされても有効打は"ふぶき"しかないため相手に命中不安を押し付けることができる。

フリーズドライは威力70の関係でダイマックスとの相性が良くないがラグラージ・ランドロス・カバルドンのようなステルスロック始動と後続のみずタイプへ一貫した打点となるため必須である。

余談だが、Wキュレムとエースバーンを組ませることでお互いの苦手な範囲と呼ぶポケモンを保管しており、相互の攻め範囲を意識した場合は受けきることは困難。

常に、Wキュレム+エースバーンが相手のパーティに一貫する技を使用することで相手のサイクルを許さずに蹂躙するのが本構築のベースとなっている。

以上がWキュレムを使用する上での弱みと強みになります!
能動的なS上昇をすることができないので"ねばねばネット"から無理矢理3タテを狙うのがコンセプト✨

それでは、頑張ってくれたイカれたメンバーを紹介するぜ😎

●パーティ紹介
※下記より
HP=H 攻撃=A 防御=B
特攻=C 特防=D 素早=Sと表記します。

@きあいのタスキ
性格:むじゃき
特性:ふくがん
努力値:H36 B244 S228
実数値:H150 A97 B111 C117 D72 S172

努力値調整
◎A189たまドラパルトのドラゴンアローが128〜150
◎A200ウーラオスのすいりゅうれんだが117〜138
◎準速エースバーン抜き

採用理由
◎初速が早く、ねばねばネットを取得する
◎S操作技を多数習得する

使用感想
"いとをはく"の存在感!!!
"でんじは"との差別化は"エレキネット"でS操作ができないガブリアス・ランドロスのような高速じめんタイプやレジエレキ・ボルトロスのようなでんきタイプに対して有効な点。
地味に特性:ふくがんのおかげで"エレキネット"・"いとをはく"の命中が100になるのもポイント。

"ふいうち"は初手黒バドレックスとの対面で"みがわり"を展開されても"みがわり"を剥がしながら後続にまわしたり、マンムー・連撃ウーラオスの先制技の上をとりながらタスキを潰せるなど汎用性に富んでいる。

基本的に"ねばねばネット"を展開できれば仕事は完了だが、S96〜103の上からS操作を行えるので体力次第では後続に残す選択肢もある。

先発起用のイメージが強く、"でんじは"を警戒して初手じめんタイプを誘えるのでWキュレムと非常に相性のいいポケモンだと感じた。
🚩選出率5位


@いのちのたま
性格:おくびょう
特性:ターボブレイズ
努力値:H4 C252 S252
実数値:H201 B110 C222 D120 S161

努力値調整
◎CSぶっぱ

採用理由
◎制圧力がすごい(語彙力)
◎じめん+こおりの範囲が刺さってる

使用感想
本構築のエース。
イベルタルが増加することを見越して採用したが、ほとんどのイベルタル構築に採用されているラッキーorハピナスにボコボコにされた。

しかし、"ねばねばネット"を展開できたあとの制圧力はすさまじい。
採用率の高いサンダー・霊獣ランドロスを始め、ザシアン構築の取り巻きのポケモン(電子ロトム・カイリュー・カバルドン・ラグラージ)に強くでれる。
ダイマしたH振りサンダーもたまダイアイス(140)で確定一発なのは圧巻の一言。

特性無効がとにかく強力で"がんじょう"・"ふゆう"・"ばけのかわ"・"マルチスケイル"を貫通して攻撃できる。
最強の天候である「あられ」もダイアイスで能動的に展開できるため、相手を選ぶがタスキ持ちに対しても強い。

技構成に違和感を感じると思うが竜王環境ではこの構成が1番刺さっていた。
特に、"シャドーボール"(ダイホロウ)は舐めてダイマ勝負をしてきた黒バドレックス・ミミッキュに壊滅的ダメージを与えることができるので強力だった。

ザシアン入りに対しても後述するヌオーと組ませることで強気に先発で起用することができ、相手の歪んだ選出をそのままぶち抜くこともあった。

Sが98〜100であればもっと活躍の幅が広がるのでやっぱりポケモンは素早さゲーだなと改めて感じた。
やはり素早さ!素早さは全てを解決する!
🚩選出率1位


@とつげきチョッキ
性格:いじっぱり
特性:リベロ
努力値:A252 D4 S252
実数値:H155 A184 B95 D96 S171

努力値調整
◎ASぶっぱ

採用理由
◎ゼルネアス・黒バドレックスへのケア
◎耐久ノーマルへの圧力

使用感想
今まで信用していなかったエースバーンだったがやっぱり信用できなかった。
範囲を広げ、ダイマなしでの打ち合いを考慮した結果この技構成は非常に理にかなっていたのだが…問題は命中率である。
"ダストシュート"・"とびひざげり"を外して負ける試合が非常に多い。
特にゼルネアスに対しては八百長してんのかな?って思うぐらいに外す。
なんのために採用したのかわかったもんじゃない。

もちろん、上記の技で拾う試合もあるし命中率が低い技を採用しているプレイヤー側の問題であるためエースバーンはなにも悪くない。……ないのだが……。
やはり、命中100は偉大だしポケモンは命中ゲーだと改めて感じた。
やはり命中!命中は全てo…(以下略)
🚩選出率3位

@ゴツゴツメット
性格:わんぱく
特性:てんねん
努力値:H252 A4 B252 
実数値:H202 A106 B150 D85 S55

努力値調整
◎HBぶっぱ

採用理由
◎ザシアン・日食ネクロズマのケア
◎ラッキー+霊獣ランドロスへの回答

使用感想
大⭐️正⭐️義ヌオー!!
こいつに何回も助けられたしエースバーンの5億倍は信用している。
間違いなくこの構築のサンドバックであり癒しだった。

この竜王環境ではヌオーを抜いたことがないぐらいには使用したが無理をさせなければ場持ちが非常によい。
"のろい"と"ダイアース"の能力上昇からの積ませ性能は本当に優秀だった。

ザシアンという最強の役割対象がいなくなることでS18から数を減らすポケモンだが今後も可能性を探っていきたい。
🚩選出率4位


@たべのこし
性格:ずぶとい
特性:もらいび
努力値:H212 D252 S44
実数値:H193 B138 C150 D158 S103

努力値調整
◎HP16n+1
◎ムゲンダイナ意識のD特化

採用理由
◎ムゲンダイナへの後出し性能
◎受けループの崩し役

使用感想
ムゲンダイナのために採用。
ポリゴン2にも強く出るために"てっぺき"+"ボディプレス"で採用していたが、デンチュラがじめんを誘うためサイクル寄りの技構成へ変更した。

"ボディプレス"は"マグマストーム"で捕まえたラッキーorハピナスの処理速度を上げるために採用。
技構成がこのままでは強くないためもっと煮詰めれた枠だった。

"ちょうはつ"+"マグマストーム"で捕まえていたハピナスの前で6連続麻痺という偉業を成し遂げる等、本構築ではやる気を見せないポケモンだった。
🚩選出率6位


@ラムのみ
性格:ようき
特性:すなのちから
努力値:H20 A84 B140 D12 S252
実数値:H167 A156 B128 D102 S168

努力値調整
◎ダイマックス時、A168たまエースバーンのダイジェット+キョダイカキュウ耐え
◎C177たまサンダーのぼうふう確定耐え
◎最速100抜き

採用理由
◎カバザシ+サンダーorリザードンに対して強い
◎ホウオウ軸の受け崩し
◎選出ではちからずく特殊型に見えるためジェット+ロックが刺さりやすい

使用感想
愛用していた自慢の1体。
この構成で使うなら霊獣ランドロスのほうがいいと思うかもしれないが、比較するには全くの別ポケモンである。

まず、初速の101が優秀。
ジェットなしでミミッキュ・ウーラオス・サンダーを抜いているためエースとしての対応幅が広い。
特に、スカーフS95〜100のポケモンをジェット1回で抜けるのが大きい。

次に、特性:すなのちからが地味に強い。
ラム+"つるぎのまい"を見てわかる通り、カバルドンを起点にしながら砂にタダ乗りできる。
上昇幅の1.3倍は低いように見えて微妙に火力が足りない"じしん"・"ストーンエッジ"を底上げしてくれる。
もちろん、"ダイアース"や"ダイロック"にも補正がかかるため"つるぎのまい"+砂下ダイマックスを止めるのは容易ではない。

また、化身ランドロスといえば特性:ちからずくを採用しての特殊アタッカーが有名なため、選出段階からミスリードを誘える点も優秀だった。

総合的に見ると霊獣ランドロスのように特性:いかくと絡めてサイクルを回せる耐久はないが、初速のSや特殊型の認知による初見殺し性能が高いため単純に下位互換とは言えない。
🚩選出率3位

●選出について
基本選出
デンチュラ+Wキュレム+エースバーン

VSザシアン
デンチュラ+Wキュレム+ヌオー

VSイベルタル
Wキュレム+ランドロス+エースバーン

VSカイオーガ
デンチュラ+Wキュレム+エースバーン

VSムゲンダイナ(スタンダード)
デンチュラ+Wキュレム+ヒードラン

VSムゲンダイナ(受け)
ヒードラン+Wキュレム+ランドロス

その他の構築は基本選出で戦えます✨

●おわりに
3ヶ月に渡る竜王環境お疲れ様でした🙇‍♂️
この環境が始まる前は早く終わってくれという声が多かったですが、終わってみれば惜しむ声もたくさんありましたね!笑

最後は見た目が大好きなWキュレムで戦えて満足でした!
もっと凝ったギミックや構築を考えたかったんですが、デンチュラ・エースバーンで選出誘導してキュレムの攻撃性能に任せて蹂躙する脳筋な動きも楽しかったです!笑

2日に"にんまろ"さんという実況者さん主催の「ラストリュウオウ」という仲間大会にお誘いいただいてますので、竜王環境もうひと暴れしていきたいと思いますᕦ(ò_óˇ)ᕤ

S17は最終357位レート1903でした😭


2000以上を達成するには構築と実力が足りなかったですね💧

5月から一般環境に戻りますが変わらずポケモンを楽しんでいこうと思うので宜しくお願い致します🙇‍♂️

それでは今回はここまでとなります!
お付き合いありがとうございました😊

それではまたの機会に ノシ

Twitterアカウント
@cafeYouTuber1


S17上半期使用構築 オーガ対策の日食ネクロズマ構築

2021-04-12 10:14:09 | 日記
●はじめに〜
どうもです✨
クマです🐻‍❄️
面白い構築を作ったんですが上を目指すにあたり限界を感じたので供養として……。

上半期、日食ネクロズマを使用しました。
日食ネクロズマは伝説使用率1位のザシアンに強く耐性も優秀で非常に強力なポケモンですが、カイオーガ・黒バドレックスに弱いのが悩みです😭

カイオーガは雨による天候変化で日食ネクロズマの回復を妨げながら強力なみず技で攻撃できる、黒バドレックスは"アストラルビット"を受けきれないことから日食ネクロズマで相手をするのは非常に難しいと思ってました。

しかし、カイオーガ・黒バドレックスに勝てる可能性がある型を発掘できれば日食ネクロズマが最強なのではないかなと考え、そのためのパーティを構築したので見て頂ければ嬉しいです😆

下記より
●構築経緯
●あるアイテムと日食ネクロズマの相性
●パーティ紹介
●選出について
●おわりに
の順で紹介したいと思います!

●構築経緯
1.伝説使用率1位のザシアンを始め、全体的な伝説に強めな日食ネクロズマを使用したいと思い、カイオーガ・黒バドレックスとも殴り合える可能性を持つ「ばんのうがさ」+"めいそう"を採用したHDベースの日食ネクロズマを採用。
1.日食ネクロズマ

2.日食ネクロズマはSが遅く"りゅうのまい"を採用しないので、強力な積み技を多数習得し能力上昇をバトンタッチで引き継げるバイウールーを採用。
2.バイウールー

3.バイウールーの起点作成のため、能動的に起点を作れる特性:ミストメイカー+"おきみやげ"を採用したGマタドガスを採用。
3.Gマタドガス

4.選出時点にバイウールーがいることでバトン構築がバレるため"ちょうはつ"・"くろいきり"・"ふきとばし"を完封でき、自身も"バトンタッチ"や積み技を使える"ちょうはつ"持ちエースバーンを採用。
4.エースバーン

5."めいそう"を採用した日食ネクロズマが刺さってないポケモンが多数いるパーティに対して、バイウールー・エースバーンと相性のいいバトン先候補かつ黒バトレックス・特殊イベルタルとも単騎で戦えるHDタラプカイリューを採用。
5.カイリュー
※後にタラプ→たべのこしへ変更してます

6.↑の段階で物理イベルタル・サンダーラオス・化身ボルト入りの並びが重いため展開後からでも上から殴れるスカーフカプ・コケコを採用。
6.カプ・コケコ

以上で…
ネクロズマ・バイウールー・マタドガス
エースバーン・カイリュー・カプ・コケコ
の並びが完成した。

●「ばんのうがさ」と日食ネクロズマの相性
なぜ、日食ネクロズマと「ばんのうがさ」の相性に注目したか結論から言うと……
"日食ネクロズマが持ち物に依存しなくていいほどの高耐久・良特性を兼ねており、能力ランクを上げるうえで天候変化(あめ・はれ)を強く呼ぶポケモン"であるから。

上記で挙げた日食ネクロズマの耐久面の利点はHPに振るだけで、十分な耐久値を誇ることができ、日食ネクロズマの能力の中では比較的低い特殊防御に努力値を回すことで、最低限のランク上昇でも強力な技を受けれるように調整した。

次に、ランクを上げるうえで天候変化を誘う点についての説明だが……
伝説戦では、はがね伝説に対してカイオーガが強いという意識があり、特に日食ネクロズマはカイオーガを安定して倒せないことで前シーズンから使用率を下げていた。

これには、日食ネクロズマの速攻回復技である"つきのひかり"・"あさのひざし"の回復量を下げる特性:あめふらしとスカーフカイオーガのS種族値90がテンプレである"りゅうのまい"ネクロズマにとって立ち回りを狭くさせる要因になっていたからだ。

また、カイオーガに対しての日食ネクロズマの打点は"サイコファング"(エスパー技)であり、例え2回"りゅうのまい"を舞えてもカイオーガがダイマックスをすれば"ダイサイコ"(130)を耐えることができるので日食ネクロズマ側が非常に不利と言わざるをえない。

はれ状態も弱点であるほのお技が強化されるため攻撃を上から2発もらうと倒されてしまう可能性が高く、"あさのひざし"・"つきのひかり"の回復量が増えることを考慮しても日食ネクロズマにとって不利な天候といえる。

しかし、「ばんのうがさ」を持つことであめふらしのあめ効果を無効にし"あさのひざし"・"つきのひかり"の回復量を維持しながら強化アイテムなしのカイオーガを対面から"めいそう"の起点にできることがわかった。
この副産としてはダイバーン連打による、天候をはれにしてのゴリ押しも安定して受けることができるため、バイウールーと組ませるこの構築ではこの上ない非常に優秀な持ち物であると感じた。

HDベース"めいそう"型の日食ネクロズマを採用するメリットとしては相手からすると有利に見える黒バトレックス・レシラム・特殊イベルタルに対しても日食ネクロズマの"めいそう"展開を通せれば勝ちの目が見えること。
また、自然にはがね技を採用できるポケモンなため"ダイスチル"を展開した後に"めいそう"で詰ませることできる等、バトンに依存しない立ち回りができるエースとして非常に優秀であると感じた。

少々脱線する部分がありましたが、以上が日食ネクロズマとばんのうがさについての個人的な見解です✨
ネタアイテムかと思いきや日食ネクロズマと非常に相性のいいアイテムでした!

これを踏まえて頑張ってくれたイカれたメンバーを紹介するぜ!!😎

●パーティ紹介
下記より…
HP=H 攻撃=A 防御=B 
特攻=C 特防=D 素早=S
で表記します。


エースバーン
※キョダイマックス個体推奨
@フィラのみ(回復実)
性格:ようき
特性:リベロ
努力値:H220 A12 B4 D132 S140
実数値:H183 A138 B96 D112 S172

努力値調整
◎HP3n(回復実の回復量61)
◎ドヒドイデの"ねっとう"が30〜36
◎素早さはエースバーンの準速+1

採用理由
選出でパーティを強そうに見せてくれる。
型が多すぎるため、相手が勝手に不利な技構成をイメージして選出を歪めてくれる、ゾロアーク以上のイリュージョン使い。

バイウールーの存在からバトン軸が選出の段階でバレてしまい、ドヒドイデ・カバルドンを呼んでしまうため採用。
上記2体が自然とエースバーンに後出ししてくれるためそのまま起点にできる。
最低限の能力上昇しか日食ネクロズマにバトンできないが、バイウールーではできない展開をしてくれるためパーティには必須だった。

"キョダイカキュウ"が元の技に関係なく威力160になるため、ビルドで展開した後そのまま殴って勝てる試合もあった。
🚩選出率6位


日食ネクロズマ
@ばんのうがさ
性格:しんちょう
特性:プリズムアーマー
努力値:H228 A4 B20 D84 S172
実数値:H201 A178 B150 C119 D154 S119

努力値調整
◎S2↑でS1↑最速91抜き
◎D1↑でカイオーガのC222"しおふき"が82〜97
◎D2↑で強化アイテムなしC217黒バドレックスのダイホロウ(140)が85〜100

採用理由
本構築のエース。
要塞化すると止まらないポケモン。
前シーズンに引き続き、一撃ウーラオスが蔓延しているがそれでも十分に活躍してくれた。
この型でソルガレオを使用したかったが、ソルガレオが"アシストパワー"を覚えず断念した。
しかし、本来は特性:メタルプロテクトの恩恵で能力下降をしないソルガレオのほうが適正が高い。

日食ネクロズマでは"かいでんぱ"サンダーの前で詰むので、型を把握される前にHBサンダーを一撃で葬れるほどのランクを獲得する必要がある。

前述した通り、「ばんのうがさ」と非常に相性が良く、読まれないため選出段階でカイオーガを強く誘える。
特に、ナットオーガサンダーの並びには鬼のように強くオーガで突破できないとナット引きからの"やどりぎのたね"をしてくれるため"めいそう"の試行回数を重ねることができた。
しかし、強化アイテムを持ったカイオーガの"しおふき"(150)はD1↑でも受けきれず、どこかで"めいそう"を積まないと押し負けてしまう。
そもそも、HD特化した日食ネクロズマ(「ばんのうがさ」補正込み)でもC202"しおふき"(150)で、中乱数2発ほどのダメージを受けるため耐久値は本当にギリギリだった。

上記の構成で使用する場合は必ず、バイウールーのD1↑を引き継がせないとカイオーガを受けれない点が本構築の欠陥だったと思う。

だが、初見殺し性能が高いので、条件を整えると黒バド・イベルタルを除く、ほぼ全ての伝説を起点にできる性能は圧巻だった。
🚩選出率2位

カプ・ドガス
@きあいのタスキ
性格:おくびょう
特性:神の戯れ(ミストメイカー)
努力値:H52 B140 C60 D4 S252
実数値:H147 B158 C118 D91 S123

努力値調整
◎A200ハチマキ連撃ウーラオスの"すいりゅうれんだ"が126〜147
◎素早さ最速

採用理由
汚くなって起点づくりができるようになった誇り高きアローラの守り神。
そもそも、隠れ特性がミストメイカーと知らない人が多い。
選出段階では日食ネクロズマが苦手な一撃ウーラオス受けのように見えるのもでかい。

特性:神の戯れ(ミストメイカー)を領域展開することで5ターンの間、状態異常の耐性を後続に付与し"神の慈愛"(おきみやげ)で起点を作ってくれる。
"ちょうはつ"が活きることも多く、最速とタスキによる行動保証と非常にマッチしていた。

惜しむのは"バークアウト"を覚えず、先発対面の"みがわり"が降参レベルで重い。
というより、"神の慈愛"(おきみやげ)がみがわり貫通だと思ってたので発覚した時は目の前が真っ暗になった…。
特に、黒バドレックス・ゼルネアスは多くの型で"みがわり"を採用しているので"みがわり"を壊せるよう技構成を整えている。
ムゲンダイナも"みがわり"採用が多数存在するが、"みがわり"採用個体のムゲンダイナは火力が低く神の戯れ(ミストフィールド)によるドラゴン半減が活きるのでそのままバイウールーに引いていた。

種族値は低い上にAが無駄に高いので、種族値改変があればもっと可能性を広げられるポケモンだなと思う。

どの展開からでもパーティの先発を担ってくれる存在で本当に強かった。
🚩選出率1位

※ダイマックス飴カンスト推奨
バイウールー
@ミストシード
性格:わんぱく
特性:ぼうだん→もふもふ
努力値:H220 A4 B44 D156 S84
実数値:H175 A108 B138 D130 S119

努力値調整
◎B3↑ボディプレスがB120一撃ウーラオスに174〜206
◎D1↑でC222カイオーガのしおふきが145〜172
◎S2↑でS1↑最速91抜き

採用理由
上昇幅が高い積み技を多数覚えるポケモン。
ボディプレスワンウェポンなためゴーストになにもできないのが悩み。

特性:もふもふを採用しない理由は、日食ネクロズマと共通したほのおタイプの弱点が増えるため。
また、カプ・ドガスの神の慈愛(おきみやげ)展開後でもバイウールーを止めようとダイバーンで突っ込んだり、高火力ほのおタイプに引っ込む可能性が高いため。

上手くいけば、ダイバーン→引くまでの2ターンにバイウールーの能力上昇(こうそく・コットン)がえぐいことになるし、ダイマックスを空振るという多くのアドバンテージを得ることができる……
と思っていたのだが、能力低下したウーラオスやザシアンでバイウールーをそのまま殴ったり、神の慈愛(おきみやげ)の後続から上記のポケモンを投げてくる人が多かったので特性:もふもふに変更した。

また、「ミストシード」のD1↑とノーマル単体耐性との相性が抜群で、特殊高耐久のノーマルはハピラキポリ2が立証してる通り優秀だった。

"こうそくいどう"を優先して使用することで特性:いたずらごころ以外の"ちょうはつ"を実質受けなくすることができる。

"こうそくいどう→上から"コットンガード"の後に"ちょうはつ"を受けてもゴースト対面以外ならダイマックスからの"ダイナックル"でターンを待ちながら能力上昇を稼げるのでダイマックス飴はカンスト推奨。

縁の下の力持ちながら多くのプレイヤーにバイウールーをトラウマとして植え付けれたと思う。

さすがだぞ!!
ホップはいち早くバイウールーの強さに気づいていたんだな!!!
🚩選出率4位

 
カプ・コケコ
@こだわりスカーフ
性格:ひかえめ
特性:エレキメイカー
努力値:H12 B4 C252 D92 S148
実数値:H147 B106 C161 D107 S169

努力値調整
◎H201D118イベルタルにフィールド込み10まんボルトが182〜216
◎H197D110の原種サンダーにフィールド込み10まんボルトが97〜115
◎C201イベルタルのたまダイバーン(130)
が120〜142
◎最速100抜き

採用理由
上記までで特殊イベルタルに対してこちらが先に日食ネクロズマを展開することでしか勝てないため、対面・展開後でもたまイベルタルに勝てるよう調整した。
シーズン中盤に先発起用でダイマックスを誘い、とんぼで裏に引くスカーフイベルタルも散見されたがことごとく上からしばいた。

また、カプ・コケコ・カイリュー・ネクロズマ等のバトンに依存しない選出も可能にしてくれたため非常に頼もしかった。

サンダー・一撃ウーラオス・カイオーガの選出をよくされるが、攻めに転じた時のこのコケコがめちゃくちゃに刺さり散らかすため正解だったと思う。

日食ネクロズマが苦手なブラッキー入りにもあくびループをむりやりリセットしながらサイクルを回せるのが非常に強い。

最後に入ってきた枠ながら序盤・中盤・終盤と隙を見せない強力なポケモンだった。
🚩選出率3位

カイリュー
@タラプのみ→たべのこし
性格:しんちょう
特性:マルチスケイル 
努力値:H244 A4 B4 D156 S100
実数値:H197 A155 B116 D154 S113

努力値調整
◎イベルタルのC201"ダイアーク"(130)を特性:マルチスケイル込み83〜98
◎黒バドレックスのC238たま"ダイホロウ"(140)80〜94
◎A1↑"ダブルウイング"がB120ウーラオスに180〜216
◎S1↑で最速100抜き

採用理由
日食ネクロズマが通りにくいパーティへの裏エース。
エースバーン・バイウールーのB上昇を上手く引き継げば簡単に無双してくれる。
というより、禁伝枠と同等レベルの数値を確保しており本当に通常枠で大丈夫か疑問が残る1体。

特殊採用の伝説ポケモンとの対面でも"はねやすめ"を連打することでダイマターンを枯らせるぐらい耐久が高く、カイリューが苦手なザシアン・キュレム・白バドレックスに対して日食ネクロズマが強く出れるので噛み合わせがよかった。

黒バドレックスに対しての役割を安定させたく、タラプ→たべのこしへ変更。
技もじしん→ほのおのパンチへ変更。

選出機会こそ少なかったがカイリューのおかげで拾える試合も多かったので大正解だと思う。
🚩選出率5位

●選出について
基本選出 
カプ・ドガス・バイウールー・ネクロズマ

解説
↑の選出で大体のパーティと戦える。
特にカイオーガ入りにはこの選出。
ドヒドイデ・カバルドンがいる場合はバイウールーをエースバーンに変更。

VS黒バドレックス
カイリュー・カプ・コケコ・ネクロズマ

解説
先発黒バドレックスが多く、いななきでC1↑されたらカイリューでも止められないのでカイリューを先発。
"りゅうのまい"から入るのが1番強かったが"おにび"を持ってるバドレックスも少数いるため要注意。

VSイベルタル
カプ・コケコ・カイリュー・ネクロズマ

解説
スカーフorハチマキ奇襲のイベルタルも存在するため初手イベルタル対面に有利なコケコを先発。
カイリューも後続にいるため安定して切り返せる。

VS日食ネクロズマ
基本選出

解説
ネクロズマが物理ならバイウールーorエースバーンのバトンを決めてダイスチル+アシストパワーで詰めていく。
相手もめいそうorコスモパワーの場合は能力値を上昇させ急所待ちのアシストパワー連打で運がよければ崩せる。

VSルギア
カプ・ドガス・エースバーン・ネクロズマ

解説
前提として勝てたらまじでラッキー。
エースバーンのビルドをネクロズマに回してマルスケ貫通のメテオドライブで頑張る…。
日食ネクロズマと同じでめいそうアシストパワーを成立させれば急所待ちだが、ふきとばしを持ってる場合は構築で無理。


●おわりに
ここまでのお付き合いありがとうございました🙇‍♂️
中々の内容になってしまって自分でもちょっと引いていますΣ(゚д゚lll)

元々、シーズン1で使用していたドガスウールの構築を改造して仕上げてみました✨
日食ネクロズマは伝説全般に強いのですが、一般ポケモンのドラパルト・ウーラオス・ミミッキュ・エースバーンに展開する前では不利なのが課題です。

能力ランクを上げさえすれば止まらないのですが、無双まで時間がかかり"のろい"・"ふきとばし"・"やどりぎのたね"・"ほろびのうた"・"くろいきり"・一撃技でバトンタッチを断念する場面もありました😭

また、相手に試行回数を稼がられる都合上、有効急所や運が絡んで負ける試合を量産するので上を目指すような安定感はありませんでした。
役割対象のカイオーガにも「いのちのたま」を持っていた場合受け切ることができないのも弱く、C222+強化アイテム持ちのカイオーガには「ばんのうがさ」を持っても日食ネクロズマの特殊防御では厳しかったです。
しかし、数が多いスカーフ、チョッキには安定してたので良かったかなと思います✨

難しい構築でしたが、試合の動かし方を一戦一戦工夫しながら戦える、面白みのあるパーティなので興味のある方はレンタルしてみてください👍


※カイリューはタラプ→たべのこしへ変更

シーズン折り返しとなりましたが

それでは、今回はここまでとなります!
残り半月、竜王環境でポケモン楽しみましょう💞

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