２０２４年のGWは、岡山城＆後楽園へ…！
今回はリニューアルした岡山城の記事です。
岡山城は１５９７年、つまり関ヶ原の戦いの
少し前に宇喜多秀家により築城されました。
お城のほとんどの建物は、戦災で焼失…。
城の天守閣は１９６６年に再建されました。
２０２２年、令和の大改修が完了し、天守の
内部、歴史資料館の展示もリニューアル。
博物館レベルの新しい設備で文化財を展示、
１Fに”烏城カフェ”も登場し、地下１Fには
”ニンジャのクイズ”のコーナーまである…。
お城に興味ある歴史マニアさんだけでなく、
みんなが楽しめるスポットに変身したみたい。
では”歴史テーマパーク”（？）岡山城へ…！
連休を利用して、行ってみることにしました。
岡山城天守の特徴は、黒塗りの外壁です。
そして金の”しゃちほこ”が置かれています。
豊臣政権下の有力大名の城らしい感じ…。
天守の石垣と１階部分が、不等辺五角形を
していることも、特徴の一つです。でも…。
パッと見ただけでは、よくわからないです。
そう…。 ある場所から天守閣を眺めると、
”不等辺五角形”の感じがわかるとか…。
では行ってみましょう。
この場所です。なんとなく不思議な形をした
石垣の様子がわかりました。これは、周囲の
地形に合わせ築城したから…？また、五角形
だった信長のお城、安土城の伝統を受け継い
でいるから…？、とも言われているようです。
”不等辺五角形”、リニューアルした岡山城
パンフレットには、３つの城主の家紋と一緒に
載っていました。「ようこそ 岡山城」の下です。
さて、天守閣へ。最初に最上階へ上ります。
建築当時、ここにあったという”華頭窓”が
今回の改修で復活、再現されていました。
禅宗のお寺でよく見かける窓の形ですね。
”華頭窓”写真撮影、絶好のスポットです。
屋根の上で金色に輝く、桃の飾りも見えます。
焼失前にあった、壁の唐紙も再現されました。
唐紙、白地にきらきらとした模様がありました。
お城、内装にも随分お金かけたみたいです。
唐紙にもこだわって大改修で復元したとか…。
５Fは、岡山の街の成り立ち…。４Fは、岡山の
街を築いた宇喜多直家、秀家親子の物語…。
金色に輝く鯱のレプリカも展示されています。
鯱はお城を守る魔除けとして置かれたもの。
”金鯱瓦と写真を撮ろう！”と表示されていて
ここも写真撮影の人気スポットとなっています。
鯱は”顔は虎、姿は魚”の想像上の動物です。
口から水を噴出して、災いや火を消してくれる
伝説があります。そのため火除けのお守りと
して、よくお城の天守閣に飾られています。
太平洋戦争の空襲で、それはやはり伝説に
過ぎなかったことが、証明されてしまいました。
天守の窓から屋根の上の鯱の写真を撮影…。
黒い瓦に金色の鯱、実にかっこいいです。
次に”それぞれの関ヶ原”の映像を見ました。
３Fのシアターでは、関ヶ原の戦いで戦った、
岡山城ゆかりの３人の武将の物語を上映…。
岡山城を築城した岡山城主、宇喜多秀家…。
関ヶ原の戦いで敗れ、八丈島へ流されます。
関ヶ原の戦いで西軍から東軍に寝返り、東軍
勝利に貢献した小早川秀秋…。裏切者として
有名ですが、その後、岡山城主になります。
城主になって約２年、２１歳で亡くなりました。
３人目の武将は…？池田輝政です。
輝政は家康に従い、関ヶ原の戦いの前哨戦
”岐阜城の戦い”で一番槍、大活躍しました。
江戸時代、岡山城主となったのは、池田輝政
子孫です。その後、岡山城主は、池田家子孫
代々に継がれ、明治維新を迎えています。
２Fは博物館クラスの設備での展示室です。
ここでは岡山城主、池田家の資料を展示。
ところで池田家の家紋は、私の推し武将、
９３歳で関ヶ原の戦に参戦した”大嶋雲八”と
同じ揚羽蝶の家紋なのです。な～んとなく、
池田のお殿様には親近感が湧きますね～。
岡山城にも”戦国武将のコインロッカー”が
ありました。金色に輝く揚羽蝶の家紋も…！
岡山城、お城の周囲をぐるっと回る、”石垣
めぐり”と天守閣の見学で、３時間以上かかり
ました。ま、じっくり見て半日なのですね～。
さて、岡山に来たら、フルーツパフェを…。
この後、”公文庫カフェ”に行きました。
外のテラス席で、さわやかな風を感じ、
季節のパフェ、イチゴを味わいました。
次回、岡山後楽園の記事に続きます。
