前回のブログ記事の続きです。
愛知県一宮市にある真清田神社には、
自分で石占いのできる”重軽石”があります。
地元では”おもかるさん”と呼ばれています。
神社の境内、どこにあるかというと…。
お水採りのできる”神水舎”を探して下さい。
”神水舎”の井戸の右側にあります。
座布団の上に大きな石が置かれています。
これが石占いの”おもかるさん”です。
”占いができる不思議な石です”とか、
石占いの方法が書かれているわけではなく、
さりげなく置かれているだけです。
”自分でできる石占い”のやり方は、
ご存じの方も多いと思います。
拝殿で神さまにご挨拶してから、神水舎へ…。
つるつるの大きな石を捜してみましょう。
石占いの”おもかる石”を見つけたら、
一度、その石を持ち上げてみましょう。
”石の重さの感じ”を覚えていて下さい。
思ったより、ずっしり重いことと思います。
次に、占いたいこと、願いたいことを念じて、
もう一度、石を持ち上げてみます。
持ち上げた時、石が前より軽く感じたら、
”このまま進めば、お願いは叶うでしょう。”
”今のところ、心配事は起こらないでしょう”
…ということらしいです。
反対に、持ち上げた時、前より重く感じたら、
”お願いが叶うにはもっと努力が必要です。”
”今後、心配事が起こる可能性があります。”
…ということらしいです。
ま、最終的に自分の感覚で判断しますが、
「結構、当たる…!」と、この”おもかる石”
地元の人たちに、昔から信仰されています。
さて、親族の中に今年4月に入院した後、
完治しないまま、自宅に帰ることができず
段々と衰弱してきた方がいました。
みんなから、「真清田神社に参拝した時、
”おもかる石”に大丈夫か聞いてみて…。」
…と言われて、参拝の度に占っていました。
”おもかる石”を持ち上げてみると、
不思議なことなのですが…!
なんとなく重さが変わるような気がします。
ちょっとだけ軽くなったような気がしたので、
「今のところ大丈夫です。心配ないです。」
…と、答えていました。
ところが、今回の参拝で持ち上げると
石の重さが変わらないのです…!
いや、ずっしり重いような気がしました。
…その時、ふと思いました。
人の命を石占いで安易に占うなんて、
やってはいけないことなのではないかしら…。
これは神さまから、”これ、もうやめようね”
のメッセージかも…?と、思いました。
「もう、”おもかる石”占いはしないよ。」
みんなに伝えた2日後のことです。
その方が亡くなったとの通知がありました。
この1週間でほとんど食事ができなくなり、
眠るように、安らかに旅立ったそうです。
これにはちょっと驚きました…!
”おもかる石”はお別れが近いことを
重さで伝えてくれたのかもしれません。
でも、当たり過ぎて怖くなりました。
私としては、人の生死を”おもかる石”に
尋ねることは、今後、控えようと思いました。
ちなみにこの”おもかる石”の占いは、
就職、転職の他、受験などのお願いには、
よ~く答えて下さる、と地元で評判です。
”おもかる石”がずっしり重いと感じたら、
「ゲームばかりやってないで、もっと真剣に
勉強に取り組まないといけません。」
「志望校を見直したほうがいいかも…。
もっと自分に合った学校があるはず…。」
そんなことを語っているのかもしれませんね。
この石占いの”おもかる石”は、
真清田神社の他にも、全国各地、
いろいろな神社に置かれています。
京都の伏見稲荷大社、大阪の住吉大社、
ちょっと気に留めて捜すと、あちこちの
神社の境内で見つけることができます。
人の生死を占うのは怖いですが、ちょっとした
お願いごとや、悩み事のあるかたは、
”おもかる石”に聞いてみるのもいいかも…。