昨日、福本さん主演の「太秦ライムライト」を見てきました。
福本さんとっても渋いです。
木下通博さんとの絡みはいつものまんまで、木下さん、演技やなくて素やわ(笑)
昨日は、脚本とプロデューサーをされた、大野裕之さんのトークがありました。
大野さんに会うのは久しぶりなんですが、日曜日に「そこまで言って委員会」で見たので、私の方は久しぶりの感がなく・・・(笑)
私が大野さんを知ったのは、映画村での福本清三ショーです。
小さな息子さんを連れてこられていたんですが、大野さんは素人とは違う雰囲気だったので、業界の方だと勝手に思っていました。
いつだったか、木下さんが「この人な~、劇団やってはんねん」と紹介してくださり、ショーで会う度に挨拶させてもらっていました。
大野さんは、日本チャップリン協会会長をされておられます。
福本さんは、チャップリンをとても尊敬されておられました。
太秦ライムライトのライムライトは、チャップリンの映画からで、大野さんがチャップリン家からオーケーを頂いての題名です。
企画を出してから福本さんのオーケーがなかなか出ず、大変だったそうです。
福本さんらしいな~と思いました。
福本さんはいつも、「わしなんて大した事おまへん」と言っておられました。
大野さんには、「主役なんてとんでもない」「失敗しても責任が持てん」とも。
失敗する事前提です。
最後に松方弘樹さんとのラス立ちがあるんですが、その時のセリフが、福本さんは絶対言わないよな~と違和感があったんです。福本さんも「これは絶対ない」と思ったようで、殺陣師の清家三彦さんと福本さんと大野さんで、長い時間の話し合いになったそうです。
結果、福本さんが折れて、あの名シーンになったそうです。
聞きながら泣いてしまいました。