藤本泰久著『日本軍用鳩年表 2 大正編1 シベリア出兵』
第一次世界大戦では欧州各国の軍隊が鳩による通信を行なった。フランス軍だけでも6万羽が軍用鳩として登録された。
青島のドイツ軍も軍用鳩による通信を採用した。
大正8(1919)年3月30日、神戸港に亜細亜丸が入港。フランスから軍用鳩1000羽とフランス軍将校3名が乗船。4月1日、東京到着。買い集めたフランス産軍用鳩1000羽の他に、教官が携えて来た優秀鳩(巴里号、ナポレオン号、オルレアン号などがいたという)も秘蔵されていたと言われる。
東京中野の鳩舎で繁殖がはじまり、鳩兵の教育も開始される。
7月には飼育鳩数が2000羽になる。8月以降には雛の一部を民間に払い下げる。
8月には、シベリアへ鳩通信班を派遣することになる。ウラジオ派遣軍に配属される。
1922年10月、シベリアから帰還するが、すぐに関東軍付となって出港した。
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