
来週発売される、遊戯王第8期新エキスパンション「ABTYSS RISING(以下ABYR)」。その情報がついに出そろったようなので色々見てみた感想。
情報・カードテキストは田園補完計画 第17次報告書さまから引用しています。
■気になったカード
《フィッシュ・ボーグ-プランター》
効果モンスター
星2/水属性/魚族/攻 200/守 200
このカードが墓地に存在する限り1度だけ発動できる。
自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。
墓地へ送ったカードが水属性モンスターだった場合、
さらにこのカードを墓地から特殊召喚する。
「フィッシュボーグ-プランター」の効果は
1ターンに1度しか使用できない。
水だけでフルモン組んだら毎ターン蘇生できるよ、というカード。
これと黄泉ガエル、もう一体を用意できればほとんど毎ターンのようにポセイドラを蘇生できたりする。
勘違いしやすいが、こいつの効果は「1ターンに一度」「墓地に存在する限り一度」であり、一度墓地を離れて、再び墓地に戻った場合、かつそのターンに効果を使用していなければまた使用することができる。あくまで「ヒットするまで効果使い続ける」という行動を制限するのが目的なのだろう。
最近のこの手のカードとしては珍しくシンクロ召喚に対して制限がかかっていない。
ゾンキャリとの相性は良好。特殊召喚を確実なものにしつつ、シンクロやXyzを行える。
《紋章獣アバコーンウェイ》
効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1800/守 900
このカードが墓地に存在する場合、
このカード以外の自分の墓地の「紋章獣アバコーンウェイ」1体を
ゲームから除外して発動できる。
自分の墓地の「紋章獣」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。
「紋章獣アバコーンウェイ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
《紋章獣ベルナーズ・ファルコン》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1000/守1600
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分フィールド上の全てのレベル5以上のモンスターのレベルを4にする。
《No.8 紋章王ゲノム・ヘリター》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/サイキック族/攻2400/守1800
「紋章獣」と名のついたレベル4モンスター×2
1ターンに1度、相手フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
このカードは選択したモンスターと同名カードとして扱い、同じ攻撃力と効果を得る。
その後、選択したモンスターの攻撃力は0になり効果は無効化される。
このカードの効果はエンドフェイズ時まで適用される。
《高等紋章術》
通常魔法
自分の墓地の「紋章獣」と名のついたモンスター2体を選択して発動できる。
選択したモンスター2体を特殊召喚し、
その2体のみを素材としてエクシーズモンスター1体をエクシーズ召喚する。
今弾から登場するカテゴリー『紋章』のカードたちだ。
今はまだ種類が乏しいので、やはり強力な魔法カードの高等紋章術を中心に戦うことになるだろう。
アバコーン・ウェイの効果は墓地に複数枚の同名カードが必要である。ドラゴン族なので、ここはやはり未来融合でまとめて墓地に送りたい。そのまま高等紋章術の準備にもつながるので、現状ではこのドラゴン軸が最も組みやすい形になるだろう。
ベルナーズ・ファルコンの方は、現状ではあまり有意義な効果とは言い難い。特殊召喚したときにも発動するが、高等紋章術での特殊召喚時には、おそらく効果は発動できないだろう。他のカードの効果処理時に他のカード効果が割り込むことはできず、いわゆる「時の任意効果」なのでXyzを行うことによってタイミングを逃すのだ。今後、上級の紋章獣が登場するはずなので、それまでは単に紋章獣という名前くらいしか使いたいところのないカードである。どうしても活かす方向で考えるのなら、ディアボリックやサイドラなど、特殊召喚しやすい上級モンスターと一緒にXyzを狙うのがいいだろう。風属性サポートを意識してトリッキーを使うのもいいかもしれない。
肝心の高等紋章術だが、モンスターを2体蘇生してそのまま効果でXyzしてしまうという、今までにない効果を持っている。
同じ手札一枚でXyzできる兎よりも、墓地を準備しなければならない点では劣っているが、ヴェーラーや奈落の影響が小さい点では勝っている。また、一度に2体特殊召喚し、その後Xyzするので、一枚で2回の特殊召喚を行うカードである。普段ならそれほど気にすることでもないが、サモン・リミッターをかいくぐってXyzできる貴重なカードでもある。
そして、切り札のゲノム・ヘリターの効果は非常に強力だ。Xyzモンスターから効果、名前、攻撃力をすべて奪うのだ。特に、名前をコピーするというのがトリッキーで強力だ。たとえば、相手のブレードハートをコピーすることで自身を2回攻撃にしたり、ホープをコピーしてホープレイになったり、オメガをコピーして魔法・罠耐性を獲得したりなど応用には事欠かさない。とはいえ、相手がXyzモンスターを使用していないのならやや物足りないスペックではあるので、ほとんど高等紋章術でしか召喚することはないだろう。
《好敵手の記憶》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
自分は攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを受け、
そのモンスターをゲームから除外する。
次の相手ターンのエンドフェイズ時、
この効果で除外したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
強力なモンスターに使うほどダメージが大きくなるが、それでもやはり永続的なコントロール奪取は強力である。
また、扉越し銃と組み合わせればダメージを相手に押し付けることもできる。そのままがら空きのフィールドに奪ったモンスターでダイレクトを決められれば一気にライフを削ることができる。
《キャッシュバック》
カウンター罠
相手がライフポイントを払って発動した
効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし、
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
このカードで無効にできる範囲というものは意外に広い。
宣告、警告は言わずもがな。アライブや簡易融合もライフコストが必要であり、モンスターならばヴィーナス、裁きもそうである。
血の代償の場合は、表にすると同時に効果を使用してきた場合は無効にできるが、すでに表向きの状態で効果を発動されると無効にすることができない。
なんせ相手からすればライフを払い損しただけという、非常に嫌な結果になるカードである。精神面で優位に立てるカードかもしれない。
《しっぺ返し》
カウンター罠
自分の墓地に存在する魔法・罠カードと同名のカードを
相手が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、この効果で発動を無効にしたカードと
同名のカードを自分の墓地から選んで手札に加える事ができる。
こちらもカウンター罠だ。少し複雑な無効範囲を持つ。
普通には使いづらいが、ミラーマッチとなると絶大な威力を発揮する。相手のキーカードを無効にしつつ、自分は再利用できるのだ。
特に、魔法、罠カードの多いヒロビのミラーでは無効にできる、無効にしたいカードは非常に豊富である。増援などを再利用できるだけでも強力なうえ、ミラフューなどに使えれば勝負を決する威力になる。覚えておきたい一枚だ。
情報・カードテキストは田園補完計画 第17次報告書さまから引用しています。
■気になったカード
《フィッシュ・ボーグ-プランター》
効果モンスター
星2/水属性/魚族/攻 200/守 200
このカードが墓地に存在する限り1度だけ発動できる。
自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。
墓地へ送ったカードが水属性モンスターだった場合、
さらにこのカードを墓地から特殊召喚する。
「フィッシュボーグ-プランター」の効果は
1ターンに1度しか使用できない。
水だけでフルモン組んだら毎ターン蘇生できるよ、というカード。
これと黄泉ガエル、もう一体を用意できればほとんど毎ターンのようにポセイドラを蘇生できたりする。
勘違いしやすいが、こいつの効果は「1ターンに一度」「墓地に存在する限り一度」であり、一度墓地を離れて、再び墓地に戻った場合、かつそのターンに効果を使用していなければまた使用することができる。あくまで「ヒットするまで効果使い続ける」という行動を制限するのが目的なのだろう。
最近のこの手のカードとしては珍しくシンクロ召喚に対して制限がかかっていない。
ゾンキャリとの相性は良好。特殊召喚を確実なものにしつつ、シンクロやXyzを行える。
《紋章獣アバコーンウェイ》
効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1800/守 900
このカードが墓地に存在する場合、
このカード以外の自分の墓地の「紋章獣アバコーンウェイ」1体を
ゲームから除外して発動できる。
自分の墓地の「紋章獣」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。
「紋章獣アバコーンウェイ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
《紋章獣ベルナーズ・ファルコン》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1000/守1600
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分フィールド上の全てのレベル5以上のモンスターのレベルを4にする。
《No.8 紋章王ゲノム・ヘリター》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/サイキック族/攻2400/守1800
「紋章獣」と名のついたレベル4モンスター×2
1ターンに1度、相手フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
このカードは選択したモンスターと同名カードとして扱い、同じ攻撃力と効果を得る。
その後、選択したモンスターの攻撃力は0になり効果は無効化される。
このカードの効果はエンドフェイズ時まで適用される。
《高等紋章術》
通常魔法
自分の墓地の「紋章獣」と名のついたモンスター2体を選択して発動できる。
選択したモンスター2体を特殊召喚し、
その2体のみを素材としてエクシーズモンスター1体をエクシーズ召喚する。
今弾から登場するカテゴリー『紋章』のカードたちだ。
今はまだ種類が乏しいので、やはり強力な魔法カードの高等紋章術を中心に戦うことになるだろう。
アバコーン・ウェイの効果は墓地に複数枚の同名カードが必要である。ドラゴン族なので、ここはやはり未来融合でまとめて墓地に送りたい。そのまま高等紋章術の準備にもつながるので、現状ではこのドラゴン軸が最も組みやすい形になるだろう。
ベルナーズ・ファルコンの方は、現状ではあまり有意義な効果とは言い難い。特殊召喚したときにも発動するが、高等紋章術での特殊召喚時には、おそらく効果は発動できないだろう。他のカードの効果処理時に他のカード効果が割り込むことはできず、いわゆる「時の任意効果」なのでXyzを行うことによってタイミングを逃すのだ。今後、上級の紋章獣が登場するはずなので、それまでは単に紋章獣という名前くらいしか使いたいところのないカードである。どうしても活かす方向で考えるのなら、ディアボリックやサイドラなど、特殊召喚しやすい上級モンスターと一緒にXyzを狙うのがいいだろう。風属性サポートを意識してトリッキーを使うのもいいかもしれない。
肝心の高等紋章術だが、モンスターを2体蘇生してそのまま効果でXyzしてしまうという、今までにない効果を持っている。
同じ手札一枚でXyzできる兎よりも、墓地を準備しなければならない点では劣っているが、ヴェーラーや奈落の影響が小さい点では勝っている。また、一度に2体特殊召喚し、その後Xyzするので、一枚で2回の特殊召喚を行うカードである。普段ならそれほど気にすることでもないが、サモン・リミッターをかいくぐってXyzできる貴重なカードでもある。
そして、切り札のゲノム・ヘリターの効果は非常に強力だ。Xyzモンスターから効果、名前、攻撃力をすべて奪うのだ。特に、名前をコピーするというのがトリッキーで強力だ。たとえば、相手のブレードハートをコピーすることで自身を2回攻撃にしたり、ホープをコピーしてホープレイになったり、オメガをコピーして魔法・罠耐性を獲得したりなど応用には事欠かさない。とはいえ、相手がXyzモンスターを使用していないのならやや物足りないスペックではあるので、ほとんど高等紋章術でしか召喚することはないだろう。
《好敵手の記憶》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
自分は攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを受け、
そのモンスターをゲームから除外する。
次の相手ターンのエンドフェイズ時、
この効果で除外したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
強力なモンスターに使うほどダメージが大きくなるが、それでもやはり永続的なコントロール奪取は強力である。
また、扉越し銃と組み合わせればダメージを相手に押し付けることもできる。そのままがら空きのフィールドに奪ったモンスターでダイレクトを決められれば一気にライフを削ることができる。
《キャッシュバック》
カウンター罠
相手がライフポイントを払って発動した
効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし、
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
このカードで無効にできる範囲というものは意外に広い。
宣告、警告は言わずもがな。アライブや簡易融合もライフコストが必要であり、モンスターならばヴィーナス、裁きもそうである。
血の代償の場合は、表にすると同時に効果を使用してきた場合は無効にできるが、すでに表向きの状態で効果を発動されると無効にすることができない。
なんせ相手からすればライフを払い損しただけという、非常に嫌な結果になるカードである。精神面で優位に立てるカードかもしれない。
《しっぺ返し》
カウンター罠
自分の墓地に存在する魔法・罠カードと同名のカードを
相手が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、この効果で発動を無効にしたカードと
同名のカードを自分の墓地から選んで手札に加える事ができる。
こちらもカウンター罠だ。少し複雑な無効範囲を持つ。
普通には使いづらいが、ミラーマッチとなると絶大な威力を発揮する。相手のキーカードを無効にしつつ、自分は再利用できるのだ。
特に、魔法、罠カードの多いヒロビのミラーでは無効にできる、無効にしたいカードは非常に豊富である。増援などを再利用できるだけでも強力なうえ、ミラフューなどに使えれば勝負を決する威力になる。覚えておきたい一枚だ。