丙丁童子のブログ 

◎まだ、だれもいっていない、そんなこと、あんなこと。(童子)

量的緩和の効果なぜでない。

2017-07-26 07:01:27 | 2017年3月~2021年7月

 まずは、昨日の日経: マイナスの実質金利、本番はこれからだ   170725日経

 

今日は ちょっと 嗜好をかえて、「わが国家計の資産選択行動の背景:日米アンケート調査を用いた考察」 (わが国家計の主要な資産運用先は長期間にわたり現預金となっている。こうした家計の慎重な投資姿勢の背景には、何が影響しているのだろうか)という問題意識の以下論文」

170622日銀

 アメリカと投資行動の比較研究をしているようだが この論文の最後にあるように、「本稿の分析の枠組みには、実物資産を含めた資産選択のメカニズムや、高齢化など人口動態の変化が及ぼす長期的な影響が考慮されていない。実物資産の取得動向や家計のライフサイクルは、家計の資産選択において重要な決定要素であり、そのメカニズムを解明していくことは、今後の課題である。また、個々の家計の期待収益率などの要因が、どのようなメカニズムに基づいて形成されているのかを明らかにすることも、家計の資産選択行動を理解する上で重要な課題の一つである。」とあり、このあたりの 問題の根を構造的に変革しない限り変わらない根の深い問題かもしれない。

 

ただ、個人消費が上向き、家計レベルで、好景気の循環に乗り、物価2%を達成するという中央銀行の政策は 上記の問題をクリアしていく必要があるが、 

巷をさまよう巨大なマネーという亡霊は 一瞬で国境をまたぎ、株式・債券・商品・為替市場に乱入するので、その動きはまた別と考えたほうがいいだろう。

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