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丙丁童子のブログ 

◎まだ、だれもいっていない、そんなこと、あんなこと。(童子)

丙丁童子の為替週報(12/24-12/28)  12/22記入

2018-12-22 17:59:26 | 2017年3月~2021年7月

 

  2018/12/24 から   2018/12/28         記入日 2018/12/22
1.来週の見通し
  ドル/円   110.00 112.50  
    壁をめぐる予算処置の対立は今後の議会の動きを予測する上でとりわけ重要と考える。その理由は最もトランプ政権と民主党議会が対立するのは「移民政策」と考えるからであり、議会・大統領がどのように譲歩するのかその試金石となると考えるからである。政府機関が閉鎖になっても譲歩したくないと思うのは両者とも同じで、経緯を考えるとどう見てもトランプのほうの歩が悪く、議会側に世論は立つのではないか。トランプが譲歩しない限り期限が延長されることはないのではないか。一方、米中とも来る貿易戦争に向け着々と国内の体制を整えつつあるように見え、米中緩和はトランプの目くらまし以外には期待できない、株価下落で再度目くらましを投げる可能性は高いがそれに騙されるフリをする市場関係者は真の悪人だろう。調整場面の深化で、当面リスクOffは続かざるをえまいと見る。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  ユーロ/円   125.00 128.50  
    フランスも財政規律を守れなくなってイタリアは救われた。しかしながらEU解体のリスクはさらに深化したことは間違いないだろう。黄色ベストが引き上げる気配はなく、マクロンは既定路線を変更せざるをえない。ECBは年内に量的緩和を終了するものの、資金の引き上げとはならないよう償還時にも資金供給は続けるというもので、ドラギ総裁はむしろ景況の悪化を懸念する会見を行っており、トランプの関税の壁が米国のみならず世界に与える悪影響は予想を超えている可能性もある。(なにせ米国が貿易の鎖国をするのは少なくとも第二次大戦後は初めての経験ではないか)リスクOFF以外の展開はありえないように思うがいかがだろうか。
   
   
   
   
   
   
  当資料は情報提供のみを目的として作成したものであり、特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。当資料は信頼できると判断した情報に基づいて作成されていますが、その正確性、確実性を保証するものではありません。ここに記載された内容は事前連絡なしに変更されることもあります。投資に関する最終決定は、ご自身の判断でなさるようにお願い申し上げます。また、引用等別段の記載ないかぎり、当資料の著作権は著者「丙丁童子」に属しその目的を問わず無断で引用または複製することを禁じます。
 
 
 
2.先週の動き
  改革・開放40周年に習主席は、「今後とも党が政治・軍事・産業を指導すると」宣言、来る米中貿易戦争を意識した国内向けの宣言を発した。いっぽう米国は協議期限の3/1までに合意なければ関税引き上げと牽制しつつ、サイバー攻撃等、中国共産党・軍・国営企業三位一体の米(日欧)企業機密盗賊団の実態を公表する等対中戦争を正義の戦いとする国民世論の形成に余念がない。週央FOMCではトランプの執拗な牽制にも関わらずFRBは利上げを発表。ただ来年の利上げペースについては利上げ打ち止めをも示唆するものとなった。株が大きく動いたのは12/22のつなぎ予算期限切れに向けた議会の動向が明確となった12/20からで、壁にこだわるトランプは民主党が壁予算を承認しない限り政府機関閉鎖も厭わないとの発言からであった。12/20、21には東京市場でも売りが売りを呼ぶ展開で、週末東京市場では日中に20006円の安値を示現、CMEの週末日経の引けは19795と2万円を切っての越週となった。NYダウは24000を大きく割り込み22445での越週。 株の下落を横目に円は大きく値を上げ、一時110.82の円高値をつけたあと週末は111.46での越週。 対ユーロでも126.42の円高値を示現後、127.69での越週となった。また、週末にはマティス国防長官が辞任を発表(2019/2月末)シリアをめぐりともに戦ったクルド部隊や反政府勢力を一方的に見捨てるトランプの独断決定についにトランプを見限った辞意表明であった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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格納レポート
    181222__00来週の予想
    181222__01相場を考える.(長期的な経済・政治情勢、および、為替・株(日経/NYKダウ)のチャート分析です)
    181222__02先週の動き
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    20181217_21_経済指標実績
    20181215_21_一週間分日経メール
    20181224_28_経済指標来週の予定
    20181224_28_外交安保-時事国際_来週の予定
    みずほ銀行 「外国為替ダイジェスト」       181217~181221  (本邦祝日は休刊)
    三菱UFJ銀行 Daily Market Report   181217~181221


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