丙丁童子のブログ 

◎まだ、だれもいっていない、そんなこと、あんなこと。(童子)

丙丁童子の為替週報(09/10-09/14)  09/08記入

2018-09-08 14:31:24 | 2017年3月~2021年7月
  2018/9/10 から   2018/9/14         記入日 2018/9/8
1.来週の見通し
  ドル/円   109.80 111.80  
    米雇用統計は米好況・インフレ懸念を印象付けた、米金利の上昇は不可避で本来なら金利差拡大にえんが売られる展開となるところだが、トランプ発言にて111円近辺でとどまっている。先にカナダとの通商交渉を済ませる予定だったものが、カナダの粘り腰に順番が狂った格好だ。本来9月末の国連総会時の首脳会談での合意をめざしていたと思われる日本で、9/20の総裁選終了までは日本側は動きが取れないことを知っているはずのトランプが順番を通り越して日本を槍玉にあげたのは、カナダとの合意が不調に終わる兆候かもしれない。カナダとの合意が不調に終わり、総裁選前に米側が騒ぎ立てる状況となれば、円安にはブレーキがかかるのではないか。カナダとの合意成立となれば、米株には好材料となっても日本円/日本株にはいよいよお前の番だとのプレッシャーがつよまるだけではなかろうか。
   
   
   
   
   
   
   
   
  ユーロ/円   127.00 130.00  
    何も基本的な情勢は変わっていないが、不思議とトルコリラが低位安定している。ずっとにらみ合いが続く展開が当面続くのではないか。欧米金融機関・市場への悪影響を考えると米側がさらにトルコをせめるのはリスクが大きく、またトルコ側が折れるとしても見返りが最大化できる10月となるかもしれない。当面トルコが膠着という前提でも英国離脱問題、難民問題、極右の台頭といった爆弾をいくつもかかえる欧州はダウンリスクがいつ顕現化するかどうかではなかろうか。
   
   
   
   
   
   
   
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2.先週の動き
  先週から持ち越しとなった米加通商交渉も9/6再開となったが決着しないまま今週も越週となった。戦果を焦るトランプは攻(口)撃目標を日本に照準となった。メキシコに続くカナダとの合意で週初は貿易摩擦緩和ムード・株高円安と皮算用していたが、カナダの粘り腰で株安・円高の展開となった。週末には米雇用統計が発表となり、非農業部門就業者数は市場予想をも上回る20万1千人の(前月比)増加、賃金上昇は前年同月比2.9%のプラスと米経済の「絶好調」むしろコストアップインフレの懸念さえ感じさせるもので、次回会合でFRBが利上げを決定するのがほぼ確実視されるレベルであった。これをうけ、ドル金利上昇、円安の動きとなったが、またしてもトランプ登場で、対中追加関税の報道と「日本は大変な問題」と日本名指しの脅迫に円安の動きが牽制された。あまりのタイミング良い口撃はあたかもトランプ自身が為替ディーラーとしてFXでもやっているのかと疑わせるほどの絶妙さであった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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    180908__00来週の予想
    180908__01相場を考える.(長期的な経済・政治情勢、および、為替・株(日経/NYKダウ)のチャート分析です)
    180908__02先週の動き
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    20180903_07_経済指標実績
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    20180910_14_経済指標来週の予定
    20180910_14_外交安保-時事国際_来週の予定
    みずほ銀行 「外国為替ダイジェスト」       180903~180907  (本邦祝日は休刊)
    三菱UFJ銀行 Daily Market Report   180903~180907


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