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フィリピン海軍が同国北部ルソン島の南シナ海に面する湾岸で基地の建設を計画していることが分かった。経営破綻した造船所の一角を整備し、海軍の拠点とする。南シナ海でフィリピンと領有権を争う中国は同海に軍事拠点を建設している。フィリピンは新たな基地を軸とした米国やオーストラリアとの連携を視野に中国のけん制を狙う。海軍トップのロバート・エンペドラッド司令官が日本経済新聞の取材で明かした。ルソン島西部のスービック湾沿いにある造船所の一部を取得する方向で政府と協議中とした。「造船所北側の一部を新たな基地として活用する」と述べた。造船所の敷地約3平方キロメートルの2割程度を譲り受け、桟橋や発電設備、軍事施設を建設するという。韓国の中堅造船会社、韓進重工業の傘下にあった造船所は1月に運営会社が経営破綻し、銀行団が現在、再建を担うスポンサー企業を探している。豪州の造船大手オースタルと米投資会社サーベラスの企業連合が唯一の候補となっており、安全保障で協力する米豪の企業が参画する公算が大きい。(中略)新たな基地は海軍が首都マニラ南のカビテ州に構える主力基地より南シナ海に近く、艦船が出航しやすい。スービック湾を挟んだ向かいには冷戦時代に米軍がアジア最大の基地を置いた拠点があり、今も米空母や潜水艦が寄港する。エンペドラッド司令官は新たな基地について「安全保障上、戦略的な施設になる」と指摘した。米軍との連携を強める可能性がある。(中略)経営破綻した造船所の再建に中国企業が関心を示したと伝えられた際には軍が懸念を表明し、政府が候補から外した経緯がある。(日経 記事より)
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