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欧州の政治が根底から変わろうとしている。各国の民主主義を形作ってきた二大政党制が終わりを迎えつつあるのだ。従来の政治の枠組みは、連立政権をつくる場合でも中道右派と中道左派のいずれかに収まってきた。しかし近年、有権者の志向が細分化したことで、この枠組みを超えた連携が必要になっている。かつて政党間の取引は密室でされてきたが、今後は衆目にさらされるなかで交渉せざるを得なくなっている。政界の指導者たちは新たな政治環境への適応に苦労している。アイルランドでは90年間にわたり、アイルランド内戦から誕生した共和党と統一アイルランド党の二大政党が支配してきた。1920年代以来、すべての歴代政権をどちらかが率い、共和党が主導権を握ることが多かった。しかし直近の選挙で、かつての北アイルランド紛争でテロ行為を繰り返したアイルランド共和軍(IRA)の政治団体を前身とするシン・フェイン党が躍進したことで、この均衡がひっくり返った。(以下小見出し)■仏独で二大政党が大幅後退 ■中道左派が最も大きな打撃受ける ■多党制で成功したニュージーランド(*FT 日経 記事より)
その他ニュース(02/19_朝) | ||||||||