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海外投資家が日本国債への投資を急拡大している。2019年1~8月の1カ月当たり買越額は18年の2.5倍の約1兆5千億円で過去最高を更新した。日本の国債利回りはマイナス圏にあるが、国内投資家へのドル供給で得られる手数料を加味すると投資妙味があるためだ。最大の買い手である日銀は購入額を大幅に減らしており、海外勢の存在感が高まっている。(中略)銀行や生命保険会社など日本の機関投資家は、国内での運用難を補うために外債投資を膨らませてきた。手持ちの円を担保に原資となるドルを為替スワップ市場で海外投資家から調達する。この際に「ベーシススワップ」と呼ばれる手数料を支払う必要があり、2%台半ばで推移している。この手数料を加味すると、海外勢はマイナス金利の日本の10年物国債に投資しても2%程度の利回りが得られる。ドル供給の代わりに手にした円を銀行預金でなく日本国債に振り向けるのは、取引相手の破綻リスクを負わないためだ。足元で1.8%台の米国債を買うより投資妙味があり、マイナス金利でも日本国債への投資意欲が強まる。「短期間に売り買いする海外勢の影響で金利変動の振れ幅が大きくなっている」との意見も(日経 記事より)
その他ニュース(09/19_夕) | ||||||||
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