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ソニー子会社でゲーム事業を手掛けるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のジム・ライアン社長兼最高経営責任者(CEO)は22日、日本経済新聞の取材に応じ「プレイステーション(PS)5向けに新たな仮想現実(VR)システムを導入する」と明らかにした。VR端末は米フェイスブックなども攻勢を強めており、競争が激しくなりそうだ。
新型機は2016年に発売したVR端末「PSVR」の第2世代として位置づける。PSVRは19年末までに累計で500万台以上を販売した。ライアン氏は「VRについてこれまでに学んだことを反映する」と話し、より没入感のあるゲーム体験を狙うとみられる。近く新型機向けにソフトを制作するための開発キットを提供する。名称や価格、発売日などの詳細は今後発表する。発売は22年以降になる見通し。
現行機のPSVRを遊ぶ際はPS4やPS5が必要だ。SIEは20年11月にPS5を発売し、12月末までに世界で450万台を販売している。ライアン氏は「VRの潜在市場は大きい。PSにとって戦略的な機会だ」と説明する。次世代VRシステムをPS5向けに出すことで、専用機とVR端末の両面からゲームファンの需要を取り込む。
VRは世界のIT(情報技術)企業が次世代の端末としての可能性をにらみ、開発を進めてきた。フェイスブックは20年10月に「オキュラス・クエスト2」を発売した。19年に発売した従来機よりも画質などの性能を高めた一方で、最低価格は299ドル(約3万1000円)と安くした。米アップルもVR端末を発売する計画があると報じられている。 (*日経 記事より)写真:ソニーはPS5向けのVR端末を発売する(写真は現行機のPSVR)
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