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政府は新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、観光需要喚起策「Go To トラベル」の運用を一部見直す検討に入った。感染拡大地域は事業の一時停止を含めて調整する。西村康稔経済財政・再生相は20日の記者会見で「早急に検討したい」と述べた。全面的には止めず、経済活動への影響を最小限にとどめる。政府が21日に開く対策本部で議論する。新型コロナウイルス感染症対策分科会や政府は以前から、感染状況の判断に使う4段階の指標で2番目に深刻な「ステージ3」に相当する都道府県は「Go To」事業から除外する方針を示してきた。
分科会は20日、「Go To キャンペーン」の運用見直しなど、これまでより強い対策を集中して打つことが重要との提言をまとめた。
中略
尾身茂会長は専門家の見解として、「北海道の札幌地域はステージ3に入っているんじゃないかと判断している」と話した。「東京や大阪もステージ3に近づきつつある」との考えを示した。分科会に先立ち、9都道府県が「Go To イート」に関し人数制限を設けることが分かった。東京都など8都道府県は、パーティションで分けるなど4人以下の単位で飲食する場合のみをキャンペーンの対象とする。
人数制限を設けるのは、北海道、埼玉県、千葉県、東京都、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、沖縄県の計9都道府県。21日以降順次、テーブルを分けたりアクリル板を使ったりして利用客が「4人以下」となるよう飲食店に対応を求める。 (* 日経 記事より)写真:新型コロナウイルス感染症対策分科会後、記者会見する西村経済再生相(20日夜、東京・永田町=共同)
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