本日（01/14_夕）の その他ニュース

その他ニュース

国際原子力機関（IAEA）は13日、イランが核燃料物質であるウラン金属の研究開発に着手したと加盟国に報告した。ウラン金属は核兵器製造のために用いられることが多い。核合意からの逸脱をさらに拡大した格好で、早期の制裁解除を求め国際社会に揺さぶりをかける狙いがありそうだ。

IAEAは、イランが同日付の書簡でウラン金属の研究開発のための関連設備を設置したとIAEAに通知したと説明した。

イランのガリババディ駐ウィーン代表部大使もツイッターへの投稿で、テヘランの研究炉向けに「第1段階として天然ウランを使ってウラン金属を製造する予定だ」と指摘した。欧米などとイランが2015年に結んだ核合意は、制裁解除の代わりにイランの核関連活動を大幅に制限する内容だ。ロイター通信によると、核合意によってウラン金属の研究開発は禁じられている。ウラン金属は核兵器製造に使用されることが多く、国際社会の緊張が高まるのは必至だ。

トランプ米政権は18年に一方的に核合意から離脱し、イランへの経済制裁を再開した。これに反発するイランは核合意で定められた制限を次々と逸脱している。1月上旬には濃縮度20%のウラン製造に着手した。濃縮作業は急速に進んでいるとみられ、20%まで上がれば核兵器級である90%への到達は容易になるとされる。

バイデン次期米大統領は核合意への復帰に意欲を示すが、イランの核合意の厳密な履行を前提としている。イランが逸脱を拡大すればするほど、不信が深まるのは避けられず、米国の核合意の復帰への道のりは険しくなる。
（＊日経　記事　より）写真：イランは核合意からの逸脱を繰り返す（西部アラクの重水炉）=AP

	その他ニュース（01/14_夕）
国際	01_朴槿恵前大統領、懲役20年の実刑確定　韓国最高裁（日経）
	02_トヨタやホンダ、マレーシアで工場停止　政府制限強化で（日経）
	03_共和指導部、異例のトランプ氏批判　造反10人に（日経）
	04_[FT]「反乱勢力を追え」　就任式前に検挙急ぐFBI（日経）
	05_米下院、トランプ氏を弾劾訴追　史上初の2回目　<映像>（日経）
	06_新設「インド太平洋調整官」に知日派キャンベル氏 バイデン政権　対中戦略で日本重視鮮明　（日経）
	07_メルケル首相後継争う　独与党CDU、15日から党大会（日経）
	08_＊イラン、核物質開発に着手 IAEA報告、合意逸脱さらに拡大　制裁解除へ揺さぶり（日経）
企業	09_日本郵船、鉄道で車を大規模輸送　CO2排出半減（日経）
IT　科学	10_ソニー、CESで新型テレビ公開　人間の視覚に近い映像（日経）
	11_Amazonも音声配信　「ながら聴き」需要争奪戦 VoiceTech（上）（日経）
	12_量子テレポーテーション、米大学が長距離で初成功（日経）
国内	13_東京都、新たに1502人感染　新型コロナ（日経）
	14_緊急事態宣言、生活にどう影響？　飲食店・学校…（日経）
市場	15_KKRがアジア不動産ファンド　1700億円、日本も対象（日経）
	16_日経平均5日続伸、終値241円高　米経済対策に期待（日経）
	17_日経平均、後場に失速　市場関係者の見方（日経）
	18_株急騰要因となったバイデン・リフレ2兆ドル案の真相は（日経）
	19_市場の現在地　コロナは何を変えたか（教えて高井さん）<映像>「おすすめ」（日経）
	20_コロナがあぶり出す「非財務」の重み　保証業務に商機 監査新常態（下）（日経）