市況
■株続伸(22325)。「5月の米製造業景況感指数が前月比で4カ月ぶりに上昇したことで、米国などの景気が回復に向かうとの見方が強まった。新型コロナウイルスの「第2波」を予想して株式を売り持ちしていたヘッジファンドなど、海外投資家による日本株の買い戻しが継続した。後場にかけては一段高となり、上げ幅は一時300円を超えた。きょうの日本株は、アジアの主要株価指数や日本時間2日のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の米株価指数先物との比較でも強さが目立った。「欧米などと比較した経済活動再開の遅れから日本株は売られてきただけに、買い戻しの動きも強い」(国内証券のストラテジスト)との指摘が聞かれた。一方、白人警官の暴行による黒人死亡事件を巡る米国の抗議デモが、経済活動回復の遅れや新型コロナの感染再拡大につながるとの見方は、相場で一定の重荷となった。JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前日比169.18ポイント(1.20%)高の1万4301.63だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、18.93ポイント(1.21%)高の1587.68で終えた。業種別TOPIXは証券商品先物や不動産業、機械などの景気敏感業種が上昇した。東証1部の売買代金は概算で2兆4090億円。売買高は13億3573万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1716銘柄と約8割を占めた。値下がりは391、変わらずは62銘柄だった」。■債券ほぼよこばい(利回りは0.005%)。「景気の底入れ期待を背景に日経平均株価が上昇し、相対的な安全資産である債券には売りが出た。一方、財務省が実施した10年債入札が無難な結果となったことや、日銀の手厚い国債買い入れオペ(公開市場操作)が見込めるとの見方が相場を下支えした。財務省が実施した10年債入札が無難な結果だった。入札の最低落札価格は100円96銭と、市場予想(100円95銭か100円96銭)とほぼ同水準だった。小さいほど好調な入札とされる平均落札価格(100円98銭)と最低落札価格の差(テール)も2銭と前回(1銭)同様に低水準だった。30年債利回りが一時前日比0.005%高い0.520%、40年債利回りが一時前日比0.010%高い0.565%と、それぞれ2019年5月以来およそ1年ぶりの高水準となった」。
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