市況
■株反落(28812)。「値がさ株の一角が決算発表を受けて利益確定売りに押され、指数を押し下げた。午後には大型連休中のイベントリスクを意識した持ち高調整の売りも加わり、下げ幅は一時300円に接近した。ソニーGやTDKなどの値がさ株に売りが目立った。東エレクなど決算発表を控えた銘柄にも連想売りが出た。景気指標がさえずに、中国株や香港株が大幅に下落したのも投資家心理を下向かせた。午後に入ると日経平均は一段安となった。「米株式相場が堅調でも、最近は日本株が売られる展開が少なくない。最高値圏で推移する米株式相場が大型連休中に一時的にでも調整すれば、日本株は一段安が免れないとの警戒感が持ち高調整の売りにつながった」。国内で感染拡大傾向が続いているのも重荷になったようだ。緊急事態宣言の発出後もそれほど人出が減っていないとの報道もあり、感染動向の先行きを懸念する声は多い。東証1部の売買代金は概算で3兆1104億円と、3月29日(3兆7153億円)以来およそ1カ月ぶりに3兆円を超えた。売買高は13億5010万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1146、値上がりは928、変わらずは117銘柄」。■債券よこばい(利回り0.090%)。「国内では大型連休に入り、中長期国債を中心に持ち高を一方向に傾ける動きは限られた。新発5年債の利回りも同横ばいのマイナス0.095%で推移している。新発30年物国債と新発40年債の利回りは小幅に上昇(債券価格は下落)した。利回りは30年債で0.655%、40年債で0.700%と、いずれも前営業日比0.005%高い水準で推移した。「国内で連休中に米金利が上昇することを想定し、持ち高調整の売りが出た」との見方があった。」。
(為替)108.72-109.06のレンジ、17時は108.88近辺。ユーロは1.2100-1.2126のレンジ、17時は131.79/1.2102近辺(日銀「外国為替市況」より)
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