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海上自衛隊は3月、潜水艦が海中で発する音を集める音響測定艦を29年ぶりに配備した。「潜水艦キラー」の異名を持つ同艦を従来の2隻から3隻体制に増強した。日本近海で活動する中国海軍の潜水艦の動きを探る海自の「耳」となる。
「昨今の情勢をめぐり、より多くのセンサーが必要ということで3隻体制にする」。海自トップの山村浩・海上幕僚長は新艦「あき」就役の狙いをこう語った。「昨今の情勢」とは東シナ海などで活発な動きを見せる中国軍の潜水艦を念頭に置く。海中深く航行する潜水艦は視覚による識別ができない。敵に気づかれずに攻撃を加える能力が最大の脅威となる。発見するための手掛かりは各艦固有のスクリュー音などだ。潜水艦が発する音は型ごとに特徴が異なる「音紋」を持つ。人間にとっての指紋のような位置づけだ。データベースをつくれば音でどの国のどの型の潜水艦が航行しているかを特定できる。
この音紋を収集するのが音響測定艦の役割だ。艦尾から海中に垂らした水中音波探知機をえい航し、周辺の音を集める。「あき」の船体中央部にトンネルのような空洞があるのは、波による揺れを抑えて集音しやすくする狙いがある。 ( 以下略 原文をお読みください )
(*日経記事より)イメージ図も
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