その他ニュース
ドイツのメルケル首相の与党、キリスト教民主同盟(CDU)が14日投開票の西部2州の州議会選で大敗した。次の政権を争う9月の連邦議会選(総選挙)に向けた緒戦でつまずき、政権維持へ不安を残した。秋に政界を引退するメルケル氏の次の首相の最有力候補である新任のラシェットCDU党首が党勢を立て直せなければ、ドイツの内政は不安定になりかねない。
「不当な振る舞いと恥知らずな言動があった」。CDUのツィーミアク幹事長は14日、2つの州議選で過去最低の得票率にとどまる敗北となった理由として、新型コロナウイルスの感染が広がるなか、マスク取引を巡ってCDUの連邦議会議員(下院)が多額の手数料を得ていたとされる問題をあげた。選挙直前に浮上したマスクを巡る不祥事で、渦中の議員は辞職を表明したが、有権者の怒りは収まらない。長引く都市封鎖(ロックダウン)、新型コロナのワクチン接種の遅れ、感染の再拡大の兆しでただでさえ不満が膨らんでいるなかで、火に油を注いだかたちだ。
南西部のバーデン・ビュルテンベルク州では、緑の党が3割を超える得票で第1党を維持し、CDUは2016年の前回選挙より3ポイント近く低い約24%にとどまった。西部ラインラント・プファルツ州でもCDUの得票率は前回16年より4ポイント強低い約28%となり、第1党のドイツ社会民主党(SPD)に8ポイント引き離された。新型コロナの影響で、両州では多くの人が事前に郵送で投票を済ませていた。当日の投票が多ければ、不祥事の影響がさらに広がった可能性もある。
連邦制のドイツでは、上院を各州の代表で構成し、連邦議会選は下院選を指す。( 以下略 原文をお読みください)(*日経記事より) グラフも
その他ニュース(03/16_朝) | ||||||||
国際 | ||||||||
企業 | ||||||||
IT 科学 | ||||||||
国内 | ||||||||
市場 |