海外市況
■ダウは反発(33876)。「FRBの利上げ前倒し観測で前週のダウ平均は週間で今年最大の下げ幅。ただ、過剰反応との見方と、世界経済の力強い回復が株高を支えるとの常識(コモンセンス)を再認識。前週末下げすぎた景気敏感株に幅広い買い。米債券市場では長期金利が一時1.5%近くに上昇。半面、中短期債の上昇幅は相対的に小さく、景気減速が予想されると進みやすい利回り曲線の平たん化も一服した。今週はパウエル議長の議会証言(22日)などFRB高官の発言機会が多い。「ハト派寄りの発言が予想され、前週の株安を受けて持ち高調整の買いが入った」との声も。NY連銀のウィリアムズ総裁は「現在のような高水準の物価上昇率は続かない」と発言。FRBが21日に公開したパウエル議長の議会証言草稿では、インフレ加速は「前年の反動や供給制約という一時的な要因だ」と改めて強調する見通し。ナスダックは14141」。■原油は続伸(73.66)。「一時は73.96ドル、イラン産原油の禁輸解除には時間がかかるとの観測。18日のイラン大統領選で保守派で対米強硬のライシ師が選出された。イラン核合意の復活に向けた米国との交渉で、強気で臨むとの観測がくすぶっている。核合意協議の一時休止も伝わり、イラン産原油の輸出が早期に再開するとの観測が後退。ワクチンの普及で(日本等)一部アジア諸国でも経済正常化で原油需要が回復するとの観測が広がり、需給逼迫が意識された。BOAの原油価格上昇予想(エネルギー需要拡大するも、温暖化対策で脱炭素投資・生産抑制が必要な石油価格は高止まるとの予想)」、●金は反発(1782.9)。
■米国債は反落(利回り上昇1.49%)。「利上げ前倒しによる景気減速を意識した債券買いは行き過ぎとの見方から、売りが優勢。一時、1.36%と2月下旬以来の水準に低下、その後は売りが優勢。実体経済との比較で割高とみた売り。「利回り曲線のスティープ化(長短金利差の拡大)に賭けた長期債の売り持ち解消が一巡した」」
■日経平均先物夜間引けは、28710。
■(為替)110.10-110.35のレンジ、17時は110.30近辺。ユーロは1.1885-1.1921のレンジ、17時は131.50/1.1915近辺
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