丙丁童子のブログ 

◎まだ、だれもいっていない、そんなこと、あんなこと。(童子)

丙丁童子の為替週報(06/29-07/03)  06/27記入

2020-06-27 14:26:44 | 2017年3月~2021年7月
  2020/6/29 から   2020/7/3         記入日 2020/6/27
1.来週の見通し
  ドル/円   105.80 107.50  

来週は、香港国家安全法成立後の香港情勢、ヨルダン川西岸の一部イスラエル併合議案審議開始に伴うパレスチナ情勢、週末の米独立記念日前日の米国雇用統計に注目。久しぶりに国際情勢が(コロナ禍とともに)相場変動要因となる可能性が高いと思う。 特に週初・週央はリスクオフでの円高に警戒が必要となるのではないか、米雇用統計がコロナ感染「第二波」の「影響をどう反映するのかも注目。リスクオフ気運のなか、再度、ドル大口売りがありうることを懸念している。(1990年ごろドルを売ったら非国民扱いされたころが懐かしいのは、完全に「歳のせい」)  

  ユーロ/円   117.00 121.00  

EU首脳会議で尻すぼみで、その後どうなったかもよくわからない復興案であるが、「倹約4カ国」(オランダ、オーストリア、デンマーク、スウェーデン)の反発は強く、特に復興基金の5千億ユーロが返済の必要がない補助金形式であることへの反発が強い。財政面でモラルハザードを起こしかねず、明確な返済スケジュールが必要として全額融資にするよう訴えている。これまで規律派の中核であったドイツが説得にまわっているようだが、簡単には合意に至る可能性は低い。イタリアやフランスは復興案なしでは経済破綻に陥る可能性もあり、エアバス補助金問題・駐留米軍経費負担問題とともに注意が必要であろう。      

   

当資料は情報提供のみを目的として作成したものであり、特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。当資料は信頼できると判断した情報に基づいて作成されていますが、その正確性、確実性を保証するものではありません。ここに記載された内容は事前連絡なしに変更されることもあります。投資に関する最終決定は、ご自身の判断でなさるようにお願い申し上げます。また、引用等別段の記載ないかぎり、当資料の著作権は著者「丙丁童子」に属しその目的を問わず無断で引用または複製することを禁じます。    

2.先週の動き

  経済活動再開初期の米経済指標が好数字で、経済活動再開でV字回復との期待を裏付けるものである一方、早期に再開したテキサス等で新規感染者数が過去最高を記録する等、感染「第二波」が現実化している。経済活動を停止しなかったブラジルでは被害が拡大、死亡者数で米国をも抜き、医療崩壊の危険も高い。集団感染で免疫力をつける方策をとったスェーデンでは、その政策を指揮した博士が方策は誤りだったと認めた。そんな方策があったかも不明な日本では、ここにきて検査も増えてきているが、地域格差が大きく「夜の街」を中心に感染拡大がみられるものの、全体としては落ち着き、爆発しないままのくすぶり状況が続いている。アジアで被害が甚大化しないのはBCG接種が一因ともいわれているが、よくわからない。イタリアから欧州、米国に広まったコロナは変異し、強力化した種らしく、日本での拡大は元祖中国版よりも強化欧州版のようで、いずれにせよ春節で世界にコロナをばらまいた中国共産党とWHOの責任は万死に値するものではないか。中南米・アフリカに拡大したコロナがさらに変異を重ねより強力化して再度日欧米を襲い、それにはアジアの被害も甚大となる可能性があり、中国も米墨より逆輸入された強化版コロナの逆襲を受ける可能性もあろう。


  このパンデミックをうまく切り抜けた地域・国・経済が将来の覇者となるのであろう。抜本的な働き方改革を進め、構造改革を進めないと企業も個人も生き残れない社会となるのであろう。ただ光ファイバが津々浦々にまで張り廻られた日本は(世界のどの国ともちがい)5Gを待たずとも、十分な通信環境があり、そのルート指定の規制・(専用線収入を維持したい)某企業のエゴでせっかくのインフラが十分に活用されていないことを改善すれば(すでにネキストジェネレーションとしてテスト済の)、世界一通信インフラの整った国であるのに残念だ。

 

  円は週初大口の円買いに106.08の円高値をつけたあとは、ドル現金需要やリスクOnのドル買いに円安、安値107.45をつけ107.19近辺の引け、ユーロはほぼ円と並行した動きで円高値119.35、円安値121.08、120.26近辺の越週。 株は米株が乱高下のわりに日本株がしっかりで、ダウが高値26314 安値24971 25015の越週、日経は高値22693 安値22165 22512の越週 

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