その他ニュース
安倍晋三首相は11~15日、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、オマーンの中東3カ国を歴訪する。イランによる米軍施設攻撃で緊迫した中東地域の緊張緩和を働きかける。同盟国である米国、伝統的な友好国のイランそれぞれとの良好な関係を生かし、中東の親米国を中心にまわって各国との橋渡し役を目指す。「事態のエスカレーションを避けるため、地域の緊張緩和と安定に重要な役割を果たす3カ国と意見交換する」。菅義偉官房長官は10日の記者会見で、首相が11日から中東を訪ねると発表した。政府高官は「関係国に緊張緩和を呼びかける役割は大きい」と語る。中東情勢を巡っては、米国が3日にイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害し、イランが8日にイラクにある米軍施設を攻撃した。米国とイランが全面衝突する懸念が広がると、日本政府内では一時、首相の中東訪問を延期すべきだとの意見も浮上していた。こうした事態が発生しても、首相自身は中東訪問に強い意欲を持ち続けていた。政府も「情勢を見極める」と表明し、判断を留保していた。イランが米軍施設を攻撃した後の8日、トランプ米大統領は報復措置として軍事力を行使することに否定的な考えを示した。本格的な武力衝突がひとまず回避される見通しが立ったため、予定通り首相が中東を訪問することが決まった。(* 日経 記事より)
その他ニュース(01/11_朝) | ||||||||
国際 | ||||||||
企業 | ||||||||
IT | ||||||||
国内 | ||||||||
市場 |