海外市況
■ダウは小反発(34466)。「5月の米CPIは市場予想以上に上昇したが、FRBが量的緩和縮小を急ぐほどではないとの見方。米長期金利が低下、高PER銘柄が多いハイテク株を中心に買い。5月CPIは前年同月比5.0%上昇と13年ぶりの高さ。4月(4.2%上昇)から加速し、市場予想(4.7%上昇)も上回。ただ、中古車など特定品目の影響が大きく、市場では「物価上昇が一時的とのFRBの見方を変えるものではない」とし、米長期金利は一時前日比0.06%低い1.43%まで低下。新薬の臨床試験の成功が伝わったメルクなど、製薬株の上昇が目立った。バイオジェンがエーザイと共同開発したアルツハイマー型認知症治療薬が米当局から承認、株価が急騰したのを契機に製薬株には連想買い。長期金利低下で利ざや縮小が懸念された金融株が下げ。ナスダックは14020」。■原油は反発(70.29)。「一時は70.65、米金融緩和政策の継続や経済正常化に伴う景気回復観測から、エネルギー需要の増加を見込んだ買いが優勢。OPECは10日の月報で今年の世界の原油需要見通しを据え置いた。新型コロナ感染拡大が続く地域の需要に不透明感がある中、見通し据え置きは買い材料との指摘も。昼ごろに原油先物相場は急速に下げに転じる場面も。米政府によるイランの元石油当局者らに対する制裁解除の報道。イラン原油の禁輸解除の思惑からいったんは売られたが「個人に対する制裁解除で原油とは関係がない」とわかると買い直された」、●金は小幅続伸(1896.4)
■米国債は続伸(利回り低下1.43%)。「CPI発表で債券は売りが先行(一時1.53%)。売り一巡後は今後の物価上昇率の鈍化に着目した買い。5月のコア指数は前月比では0.7%上昇と4月(0.9%上昇)から上昇率が縮まった点に着目、また、前年に物価が落ち込んだ反動でインフレ率が高まる「ベース効果」は「5月でピークアウトする」との見方も。今後の物価上昇の鈍化を見込む買いが入り、米国債の売り方の買い戻しを巻き込んで長期金利は低下に転じた」。
■日経平均先物夜間引けは、28910.
■(為替)109.31-109.80のレンジ、17時は109.35近辺。ユーロは、1.2144-1.2194のレンジ、17時は133.10/1.2175近辺。
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