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中国経済の減速が止まらない。14日発表の1~10月の固定資産投資は地方政府の財政難で伸び率は前年同期比5.2%と過去最低となった。10月の工業生産も前年同月比4.7%増にとどまり、急回復した9月から失速した。主力の車やスマートフォンだけでなく、これまで堅調だった鉄鋼やセメントも不振だった。消費もさえなかった。9月の指標改善で広がった景気への楽観論はしぼみそうだ。「来年は自動車メーカーの淘汰が始まりそうだ。ババを引かないようにしないと」。上海で10日閉幕した第2回の国際輸入博覧会。ある工作機械メーカー幹部はつぶやいた。納入先の倒産を警戒し始めたという。国家統計局の劉愛華報道官も14日の記者会見で「循環要因と構造矛盾が重なり、経済の下押し圧力は高まり続けている」と経済の減速に率直に言及した。(中略)インフラ投資が1~10月に4.2%増と伸びが0.3ポイント鈍った。個人消費も力強さがない。(中略)10月の社会消費品小売総額(小売売上高)は前年同月比7.2%増となり、伸び率は前月より0.6ポイント縮んだ。(中略)10月の新規調達額は6189億元(約9兆6千億円)と3年3カ月ぶりの低水準。(中略)地方政府が発行するインフラ債券も10月は償還が新規発行を200億元上回った。純減は11カ月ぶりだ。(中略)9月は工業生産を中心に経済指標が軒並み改善し、中国では「10~12月期の成長率は心配していない」(中国社会科学院の張斌研究員)などと楽観論が広がった。10月の指標では減速が止まる兆しはみえない。(日経 記事より)
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